第一生命、三井不動産株式会社向けサステナビリティ・リンク・ローンへの融資
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第一生命は、三井不動産を借入人とするサステナビリティ・リンク・ローンに融資を行う。
サステナビリティ・リンク・ローンは、事前に設定されたサステナビリティ・パフォーマンス目標(以下、「SPTs」)の達成状況によって金利が変動する仕組みとなっており、借入企業の取組み・行動変容を後押しすることで、環境・社会面において持続可能な経済活動を促進・支援することを目指す金融商品である。
三井不動産は、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、不動産ビジネスを通じて社会・経済の発展を目指すと共に、地球環境の保全に資する取組みを積極的に推進している。2021年11月には脱炭素社会の実現に向けたグループ行動計画を公表し、2050年度までの三井不動産グループ全体の温室効果ガス排出量ネットゼロに向けて、中期目標として“2030年度までに温室効果ガス(Scope1+2※)の排出量を46.2%削減(2019年度対比)すること”等を掲げている。
本融資では、中期目標である2030年度までのScope1+2の排出削減目標をSPTsに設定し、目標達成に応じて金利が変動する仕組みとなっている。三井不動産は当該目標の達成に向けて、保有不動産の環境性能向上や再生可能エネルギーの導入施設の増加、メガソーラー事業の拡大等を通じ、温室効果ガスの排出削減を推進する計画である。
※ Scope1は事業者自らにより直接排出された温室効果ガスを、Scope2は他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴い間接排出された温室効果ガスを指す。