住友生命、<第32回>2021年の世相を反映した「創作四字熟語」50編を発表
住友生命は、2021年の世相を的確に表現した「創作四字熟語(主催:住友生命、後援:大阪市教育委員会)」を広く一般から募集した。
◆審査員コメント◆
俵万智(歌人)
「最優秀作「七菌八起(ななころなやおき)」は、菌をコロナと読ませるアイデアが新鮮で、「ころび」とも、うまく掛かっています。六波が来ても七波が来ても、八起でいきましょう!そんなエールと受け取りました。「大学新試(だいがくニューし)」のニューも面白いですね。五輪にともなう「海遷山遷(うみせんやません)」に戸惑った人、多いのではないでしょうか。「二者卓逸(にしゃたくいつ)」は「卓」の字がダブルミーニングになっているところが秀逸です。「引退鵬道(いんたいほうどう)」は「鵬」の一字が効果的。簡潔に表現する漢字の力を感じました。元の四字熟語との響き合いでは「気象価値(きしょうかち)」「郵休二日(ゆうきゅうふつか)」「双子総愛(そうしそうあい)」などが、いい味を出しています。創作四字熟語の醍醐味ですね。「中傷必罰(ちゅうしょうひつばつ)」や「幼老介護(ようろうかいご)」など、社会の問題を反映したものも印象に残りました。
最後に…。「三冠四願(さんかんしがん)」は、なんとすでに願いがかなってしまいました。「四冠達成」ですね。」