第一生命、PaMeLaに対し1億円のインパクト投資
第一生命は、脳波を用いて「痛み」を科学で計測する医療機器の開発・提供を行う国内ベンチャー企業のPaMeLa株式会社に対し、ESG投資の一環であるインパクト投資として約1億円の投資を実施した。
PaMeLaが開発する技術は、脳波を人工知能で解析して「痛み」を数値化することで、異なる患者に対しても同じ指標で痛みの評価を行うことを可能とする。客観的に「痛み」を評価することで鎮痛剤の適量投与が可能となり、鎮痛剤の過少投与が原因で痛みが長期化する慢性痛患者の減少や、鎮痛剤の過剰摂取による中毒症状の抑制等、患者のQOL向上への貢献が期待される。
第一生命は、本投資を通じて高い投資収益を期待するとともに、患者のQOL向上(社会的インパクト)が期待されるPaMeLaの取組みを資金面からサポートし、その進捗状況を継続的にモニタリングしていく。
同社は、引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与するため、ESG投資に積極的に取り組んでいく。