生保文化センター、「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」を発表
生保文化センターは、「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」をまとめた。
この調査は、一般家庭における生命保険の加入実態および生命保険・生活保障に対する考え方を把握することを目的として、1965(昭和40)年以降3年ごとに実施している調査である。
【今回調査の主な結果】
・生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.8%と前回調査とほぼ同水準
・医療保険の加入率93.6%、今回新たに調査を実施した認知症保険と健康増進型保険の加入率はそれぞれ6.6%、4.2%
・世帯の普通死亡保険金額は平均2,027万円であり、引き続き低下傾向
・世帯年間払込保険料は平均37.1万円と前回調査とほぼ同水準
・個人年金保険(全生保)の世帯加入率24.3%と平均世帯年間払込保険料20.6万円は2015(平成27)年以降増加傾向
・直近加入契約(民保)の加入目的は「医療費や入院費のため」が59.0%、「万一のときの家族の生活保障のため」が52.4%と上位を占める
・今後増やしたい生活保障準備項目は、「世帯主の老後の生活資金の準備」が前回調査から5.3ポイント増加
・加入チャネルに満足している点として、「商品知識や保障見直しの提案力が良い」「保障内容の説明や手続きの対応が良い」「相談に迅速に対応してくれる」が増加
・不足している生命保険知識は「どういった保障が必要なのか」が42.3%と最も多く、前回調査から3.2ポイント増加