マニュライフ生命、障がい児のための安らぎ・リラクゼーションの場「スヌーズレンルーム」の設置を支援
マニュライフ生命は、子どもの未来に希望を提供する活動を社会貢献活動の柱として、2020年より認定特定非営利活動法人「おもちゃの図書館全国連絡会」を支援している。 今般、同社の支援により、「にじのひかり教室おもちゃ図書館」内に障がい児のための安らぎ・リラクゼーションの場「スヌーズレンルーム」が完成した。
スヌーズレンルームとは、もともとオランダで始まった、重い知的障がいがある人たちもリラックスして楽しめるよう、光、音、におい、振動、温度、触覚の素材などを組み合わせた、感覚的な刺激を生み出すことでリラクゼーションを提供する部屋である。近年では、障がいを持つ人のみならず、その傍らにいる、介助者にとっても心地よい空間として日本でも広まりつつある。地域に根差し、誰でも利用できる「おもちゃ図書館」にスヌーズレンルームを設置することで、障がい児がさまざまな人たちと出会い、かかわりを持てる場となることが期待される。
おもちゃの図書館全国連絡会が本施設を設置したのは、2017年の国際トイライブラリー協会(ITLA)の国際会議(開催地:オランダ)において、同会がスヌーズレン施設を見学したことがきっかけである。「スヌーズレンルームの素晴らしさに触れ、日本でもおもちゃ図書館の利用者に使ってもらいたいと希望していたため、今般、ご支援をいただき、地域に開かれたおもちゃ図書館内にスヌーズレンルームを設置できたことに心から感謝しています。多くの障がい児や子どもたちにとって、安らぎの場として利用してもらえることを願っています。」とおもちゃの図書館全国連絡会からコメントが寄せられている。なお、同社の支援によるおもちゃ図書館内でのスヌーズレンルームの設置は初めてである。
「にじのひかり教室おもちゃ図書館」のスヌーズレンルームは教室の2階にあり、7色に変化する2本のバブルタワーと鏡、ミラーボール、地球儀型光るボール、透明のボールプール、環境映像がゆっくり回転するプロジェクターを設置している。さまざまな感覚的な刺激を受けながらリラクゼーションできる部屋となっている。
1階にも感覚統合のための4種類のハンモックを天井から吊り下げたり、トランポリン、リラックスできるビーズソファが利用できるスペースになっている。
同社は、おもちゃの図書館全国連絡会との協業を通じて、同社独自の歩数計測アプリ「ManulifeWALK(マニュライフウォーク)」の活用による子どもたちの運動促進のサポートを推進している。今後も全国の「おもちゃ図書館」や小児医療施設の運用のためのおもちゃや関連備品の提供や、同社社員による各地域での「おもちゃ図書館」に関連したボランティア活動への参加を含め、全国で展開可能な支援策の実現に努めていく。