第一生命、東京都中央区京橋における木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルの計画検討に着手
第一生命と、清水建設株式会社は、東京都中央区京橋二丁目において、木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビル(想定規模:地上12階・地下2階建、高さ約56m、延床面積約16,000m2)の新築計画の検討に着手する。
今後、再生可能な循環資源である木材の使用などの持続可能な社会の形成に貢献する計画を目指して、関係各位との協議を行いながら進めていく。
1.本計画の特徴
・第一生命として2件目の木造オフィスビルであり、初の中高層賃貸オフィスビルの実現
・多摩産材を含めた国産材の使用による、森林資源の循環利用※1と地域創生・活性化への貢献
・施設利用者のQOL※2向上、健康経営への寄与
・主要構造部の柱・梁の一部に木材を使用(1,000m3程度)
・木造ハイブリッド構造の採用により、同規模の鉄骨造の賃貸オフィスビルと比べ、建設時のCO2排出量を20%以上削減
※1 森林資源の循環利用(植える→育てる→使う→植える)を推進することで、適切な森林整備が確保されるとともに、将来にわたる木材の利用が可能となる。
※2 “QualityOfLife”の略。物理的な豊かさだけでなく、精神面を含めた豊かさを意味する。
2.本計画について
本計画は、第一生命・清水建設にとってゆかりのある京橋※3に、木造ハイブリッド構造の賃貸オフィスビルを建築するものである。木材を利用することで、施設利用者や周辺の皆様で木の持つ魅力を享受するとともに、建設時のCO2排出量の削減に努め、環境に配慮した計画とする。また、施設利用者のQOL向上や健康経営にも寄与する施設づくりを目指す予定である。
想定規模は、地上12階・地下2階建、高さ約56m、延床面積約16,000m2で、今後、詳細の検討を進め、2025年以降の竣工を目指す。
※3 第一生命は1921~1938年にかけて、京橋に本社を置いていた。清水建設は1903~1991、2012年以降、京橋に本社を置いている。
3.環境への取組み
第一生命と清水建設は、気候変動に対する環境問題について、さまざまな取組みを実施している。本計画でも、環境に配慮した計画とし、持続可能な社会の実現に向けて検討していく予定である。