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生命保険文化センター、「ライフマネジメントに関する高齢者の意識調査」を発表

生命保険文化センターは、このたび「ライフマネジメントに関する高齢者の意識調査」をまとめた。
この調査は、当センターで実施した「人生100年時代におけるライフマネジメント研究会」の研究に資するべく実施した調査で、多様化する長寿社会に対する高齢者の考え方、生活の実態・意向等を把握し、これからの長寿社会のあり方を検討することを目的としている。
1. 長寿社会に対する意識
(1)高齢者は80歳代以上まで生きたいと思う割合が9割
(2)高年齢層、高資産層では長寿社会に対する不安と希望が拮抗
(3)長寿社会において高齢者は“身体機能の低下”、中年層は“生活資金の不足”が最も不安
2. 高齢者の健康と医療・介護保障
(1)高年齢層ほど日常生活に支障あり
(2)医療・介護費用の生活費に占める割合が高い80歳代以上
(3)高齢者の経済的不安は「介護保障」「医療保障」「老後保障」の順で高い
(4)医療保障準備手段として「生命保険」が最も高い60~70歳代
3. 高齢者の家族状況と判断能力低下時の対応
(1)同居家族は「配偶者」が6割強、同居家族以外の付き合いのある家族・親族は「兄弟・姉妹」「既婚の子ども」「孫」が多い
(2)高年齢層ほど多い家族形態は「単身」「自分(夫婦)と子と孫」
(3)判断能力低下時への準備は、「準備なし」が6割超、最も多い準備方法は「家族に自分の希望を伝えている」
(4)判断能力低下時の相談相手は、有配偶者は「配偶者」、子がいる場合は「子ども」が高い
(5)遺族保障準備としての「生命保険」は、60歳代で「預貯金」と拮抗
4. 高齢者の家計・就労・老後保障準備
(1)60歳代前半は「就労収入」が7割、75歳以上は「公的年金収入」が8割超
(2)高齢者の就労割合は3割強、退職・引退予定年齢は現在年齢の約5年後まで
(3)金融商品に対する損失回避意識が高い高齢者
(4)保険・金融に関する知識は、男性や60歳代前半、高資産層で高い
(5)退職後の資産形成は、高齢者は「生命保険」、中年層は「NISA」や「iDeCo」が高い

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