第一生命、元営業員による契約者貸付金等の不正取得
第一生命は、お客さまから金銭を不正に取得していた不祥事案が発生したことを公表した。
同社は、警察への通報を行った上で、被害の実態把握に向けて取り組んでいる。全容把握および広くお客さまへの注意喚起に向けて、公表に至った。
◆事案の概要
同社和歌山支社阪和営業オフィスに在籍していた元営業員(50代・女性)が、行った不正行為は以下の通り。
・契約者に無断で契約者貸付や解約・減額等の保全手続きを実施し、「誤って手続きをしたため、契約者口座に振り込まれた金額を回収する」と説明のうえ私製領収書を手渡し、お客さまから金銭を不正に取得した。
・保険商品加入を持ち掛け、初回保険料として私製領収書を手渡し、金銭を不正に取得した。
なお、同社では営業員が私製領収書を用いて現金を取り扱うことはない。
◆同社での調査および対応
同社では、本件発覚後、元営業員が担当していたお客さまに対して全件調査を行い被害の全容把握につとめてきた。現在把握している被害状況は、20名、5,210万円。
現時点で把握できている被害者に対しては、元営業員が行った保全手続きを全て取消し、保険契約の正常化に向けて手続きを行っている。
◆問い合わせ窓口
第一生命コンタクトセンター:0120-157-157
受付時間:月曜~金曜 9:00~18:00、土曜 9:00~17:00(日・祝日・年末年始を除く)