第一生命、不動産を活用した特別養護老人ホーム・認可保育所の複合施設を誘致
第一生命は、福岡県福岡市に所在する同社の保有不動産を活用し、特別養護老人ホームと認可保育所の複合施設を誘致することを決定した。なお、同社不動産を活用したヘルスケア施設※1の誘致は同社初の取組みとなる。
本取組みでは、同社遊休不動産の建物解体工事を行った後、特別養護老人ホームの事業者である社会福祉法人七日会に土地を賃貸する。社会福祉法人七日会は、福岡市の社会福祉施設整備費等補助を受けて特別養護老人ホームを建設・運営するとともに、建物の一部を保育所運営会社である社会福祉法人つばさ福祉会に賃貸し、認可保育所を開設する予定である。地域住民の多世代交流を促進する拠点として、特別養護老人ホームと保育所施設を併設する複合施設の建設は、福岡市で初めての事例となる。
日本国内では、高齢者の施設での介護ニーズが高まる一方、ヘルスケア施設の供給不足が課題となっている。今般、同社はヘルスケア施設への投資を開始するとともに、保有不動産を活用したヘルスケア施設の誘致取組も新たに開始した。同社はこれらのヘルスケア施設への取組みにより、新たな施設供給や既存施設の適切な維持・管理の促進などを通じて、人々のQOL向上に貢献していく。
また同社は、保育所入所待機児童問題の解決に向け、2011年から「全国の同社保有不動産への保育所誘致の取組み」を推進しており、これまでに全国での保育所誘致実績は32箇所、受入可能児童定員数は1,700名超に達している。
同社は引き続き、全国で多数保有する不動産へのヘルスケア施設・保育所誘致や、地域住民のQOL向上に資する不動産運用に積極的に取り組んでいく。
※1 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などのシニア向け施設、病院やクリニックモールなどのメディカル施設の総称。