住友生命、「スミセイ中期経営計画2022」を改定
住友生命は、2020年4月からスタートしていた3か年計画「スミセイ中期経営計画2022」を改定した。
1.「スミセイ中期経営計画2022」改定の趣旨
「スミセイ中期経営計画2022」は、人口構造の変化、デジタライゼーションの進展、働き方改革の推進など、社会全体に大きな影響を及ぼすと考えられる変化が加速度的に進むなか、同社が将来に亘り持続的にお客さまの役に立っていくために、このような環境変化を的確に捉え、社会に貢献し、社会に信頼され、そして社会の変化に適応していくことによって「社会になくてはならない保険会社」の実現を目指す指針として、2020年4月に策定した。
しかしながら、計画をスタートさせた矢先、新型コロナウイルスの流行により全国に緊急事態宣言が発出され、対面でお客さまに寄り添い保険を届けるという同社の強みが発揮できない状況が続くこととなった。
ニューノーマルの時代を見据えると、新たな生活様式への適応や働き方の変革が求められる中、お客さまの非対面でのコミュニケーションに対するニーズや健康に対する意識がより一層高まることが予想され、社会の変化がより大きく急速に進んでいくと考えている。
このような状況を踏まえ、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた上半期の業績に基づき目標を再設定するとともに、同社がニューノーマルの時代においても、「安心」や「健康」といった生命保険業の本質における存在価値を感じてもらえる会社であり続け、変化への対応とそれを可能とするための投資余力を確保するための既存業務からの大胆なリソースシフトを推し進めていくことをお約束するために、中期経営計画の改定を行う。
2.「スミセイ中期経営計画2022」改定の概要
a.対応の方向性
ニューノーマルという時代への変化に対応するために、「お客さまにより一層寄り添い続ける」「健康意識の高まりをサポート」「従業員の安全確保と働き方の革新」に注力すべくその取組みを推進していく。
加えて、それらの取組みに注力するためには、コスト・人員の両面におけるリソースの捻出が必要不可欠であり、既存業務の抜本的な見直しを通じた業務削減に全社をあげて取り組んでいく。
b.計数目標の再設定