新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

アフラック生命、高校生向け奨学金制度2020年度新規奨学生168人を決定

アフラック生命は、社会貢献活動の一環として運営している高校生を対象とした「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」において、2020年度の新規奨学生を決定した。
今年度の対象者は、小児がん経験者奨学金で29人、がん遺児奨学金で139人の合計168人である。
1.これまでに2,978人の高校生を支援
1995年の制度設立以来、奨学生の総数は2,978人となり、奨学金給付額は累計で18億円を超えた。
(1)小児がん経験者奨学金
小児がんを患った経験を持つ高校生への支援を目的とした奨学金である。2020年度の募集には、全国から73人の応募があり、このうち29人を新規奨学生として決定した。
(2)がん遺児奨学金
「がん」で主たる生計維持者を亡くし、経済的理由から修学の機会が狭められている高校生への支援を目的とした奨学金である。全国から221人の応募があり、このうち139人を新規奨学生として決定した。
2.授業料は減少したが、依然として大きい教育費負担
2010年4月から国の公立高校無償化や高等学校等就学支援金制度によって授業料負担が軽減されたものの、入学金や教材費、通学費などの高校生活に関わる学校教育費は、公立高校で年間約28万円※1、私立高校で約72万円※1となっている。
一方、2020年度の応募者の家庭環境については、母子家庭の割合が高く、平均所得金額も全国の平均額と比べ低い状況である。また、小児がん経験者奨学金の応募者のうち約4割が治療を継続しており、とくに自宅を離れて大都市圏の病院に入院・通院する場合は、医療費に加え、家族の交通費や宿泊費などより大きな経済的負担を抱えている。
このように小児がんの経験がある子どもを持つ世帯や主たる生計維持者をがんで亡くした世帯にとって、教育費は依然として大きな負担になっている。
(1)応募者の母子家庭比率
・小児がん経験者奨学金の応募者世帯:約5割
・がん遺児奨学金の応募者世帯:約9割
(2)応募者の世帯当たりの平均所得金額(稼働所得)
・小児がん経験者奨学金の応募者世帯:182万円
・がん遺児奨学金の応募者世帯:103万円
〈参考〉日本の「児童のいる世帯」の平均所得金額:686.8万円※2
※1:文部科学省平成30年度「子どもの学習費調査」※2:厚生労働省令和1年「国民生活基礎調査」
同社は「生きる」を創るリーディングカンパニーへの飛躍を目指し、これからもすべてのステークホルダーから信頼される会社であり続けるとともに、がんにまつわる社会的課題の解決に取り組んでいく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

メットライフ生命、地域住民交流と「縁結び」の場「メットライフ財団支援ホームホスピスマイレの家」オープン

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、全国の小学校・児童館などに横断旗157,812本を寄贈

損保

あいおいニッセイ同和損保、被災地の学校、地域の学校へベルマーク約124万点を寄贈

損保

三井住友海上、「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2024」で道下美里選手が優勝

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2024年度「コンサート開催地」および「助成先」決定

損保

三井住友海上、大地震発生時に自治体向けサービスの無償提供を開始

生保

アフラック生命、50周年特別サイトを公開

損保

トーア再保険、千代田区立小学校への環境関連書籍を寄贈

生保

アフラック生命、兵庫県姫路市とがん検診等受診率向上推進協定を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、産学連携:上智大学との連携講座を今年度も開講

関連商品