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日本生命、糖尿病予防プログラムの本格展開を開始

日本生命は、ヘルスケア事業の一環として、糖尿病予備群を対象に糖尿病の発症を予防する糖尿病予防プログラム(以下「同プログラム」)を、2020年7月14日より有償のサービスとして本格展開する。
同プログラムは、身体の状態を測定するさまざまな機器やツールを活用し、参加者が自身の体調をセルフモニタリングしつつ、日本生命病院の保健師等が遠隔で生活習慣の改善指導を行うプログラムである。自身の身体の変化を管理・把握することで、生活習慣を変えようという意識が高まり、専門家である保健師等が指導することで正しい生活習慣を身に付けることができる。
遠隔での指導や機器を活用したセルフモニタリングは、普段病院に行く時間がない人やこれまで生活習慣の改善に無関心だった層にも効果的なプログラムである。
同社では、2018年4月より企業・団体・健康保険組合・共済組合様向けに、健康診断結果の分析を通じた事業所等の組織単位での課題抽出・分析を中心とした「ニッセイ健康増進コンサルティングサービスWellness-Star☆」(以下「Wellness-Star」)を提供してきた。今般、Wellness-Starのサービスラインアップに同プログラムが加わることにより、組織の課題分析から、個人単位でのサポートまで、トータルで活用できるサービスとなる。
同プログラムの開発にあたっては、2018年度より各自治体の協力のもと、計25団体・約1000名の自治体職員がトライアルに参加した。トライアルの結果、平均グルコース値※の改善が見られた人が69.5%、トライアルを最後まで完走した(最終評価まで完了した)人が99.1%となった。まずは、企業に勤める従業員や自治体の職員等の被雇用者を対象に同プログラムを本格展開しているが、将来的には自営業者やシニアにも提供できるよう、進めていく。
指導を行う日本生命病院では、同プログラムの展開にあたり専門の保健師等を増員しており、将来的には年間1万名のお客様に提供できる体制の構築を目指していく。また、将来の疾病発症リスクを評価するサービスや、リスクがより軽度な段階からでも生活習慣の維持・見直しを支援するサービス等、生活習慣の発症予防をトータルで支援する体制の構築に向け、引き続きサービスの拡充に努めていく。
※継続的に計測した間質液中のグルコース値の平均。HbA1cと平均グルコース値は強く相関しており、平均グルコース値からHbA1cの推定が可能。
《糖尿病予防プログラムの概要》
・期間は約3カ月。
・各種機器で測定したデータは専用WEBサイトで一元管理され、いつでも確認可能である。
・2週間に1度、測定したデータに基づき保健師等が生活習慣の改善指導を遠隔で実施する
《同プログラムのスキーム・各社の主な役割》
・契約の締結および利用料の負担は、企業・団体・健康保険組合・共済組合となる。
・同社は、専用WEBサイト及び、実施結果レポートを提供する。
・日本生命病院は、保健指導の実施やパートナー企業から購入した機器の提供、ライフケアパートナーズ等への保健指導の助言を行う。
(保健指導体制の拡充に向けて、ライフケアパートナーズ等による保健指導を順次拡大)

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