朝日生命、2019年度決算(案)を発表
朝日生命は、7月2日開催の第73回定時総代会において、2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の決算(案)を付議する。
■2019年度決算(案)報告のポイント
・保険業績(新契約)は、経営者向け保険を除き順調に伸展した。
・基礎利益は、予定利息の減少等による逆ざや額の改善により増加した。
■2019年度の取組みについて(トピックス)
【営業職員チャネル】」
・新契約業績は、経営者向け保険を除く保障性商品の業績が着実に伸展。
・営業職員数・中核職員数※は、保険業績の伸展や育成効率の向上により増加。※一定以上の資格を有するコア営業職員数
・2019年10月に生活習慣病保険の「7大疾病給付金」をバージョンアップした「7大疾病一時金特約」を発売。販売は好調に推移。
【代理店チャネル】
・2019年4月に改訂した引受基準緩和型医療保険「スマイルメディカルスーパーワイド」の販売が好調に推移し、業績は大幅に伸展。
【「介護保険といえば朝日生命」ブランド構築に向けた取組み】
・同社が注力する介護保険の新契約件数は10.1万件と昨年度に続き中計最終年度目標9.8万件を達成。
・2020年4月に、認知症の前段階であるMCIを保障する「軽度認知障害保障特約」を発売し、同時に脳トレをはじめとする「認知症予防ホッとサービス」の提供を開始。
【その他の取組み】
・2019年9月に、健康分野におけるDeNA社との共同取組みの第1弾として、お客様向け健康増進アプリ「kencom×ほけん」の提供を開始。
・2019年11月に、フィッチ・レーティングスによる同社格付けが「BBB+」と2ノッチ格上げ、同12月にR&Iが「BBB」(2ノッチ格上げ)、2020年2月にJCRが「BBB」(1ノッチ格上げ)と相次いで、格上げを実現。
・2020年4月に、お客様への新たな付加価値の提供、新たなビジネスモデルの創出に向け、「ASAHIDIGITALINNOVATIONLAB」を新設。
1.業績の状況(個人保険・個人年金保険)
・新契約年換算保険料は、経営者向け保険の販売が大きく減少したため、前年度比60.3%となったが、うち第三分野については前年度比118.6%と着実に伸展した。
・消滅契約年換算保険料(解約+失効+減額-復活)は、前年度比106.5%となった。
・保有契約年換算保険料は、主に貯蓄性商品の保有減少により、前年度末比98.2%となったが、うち第三分野については、前年比102.6%と順調に増加している。
2.保障性商品の業績の状況
・保障性商品の新契約年換算保険料のうち営業職員チャネルは、経営者向け保険の販売減少により前年度比50.0%となった。一方、代理店チャネルは、前年度比138.7%と大幅に伸展した。
なお、経営者向け保険除きでは、新契約年換算保険料は前年度比119.0%と着実に伸展している。
・保障性商品の保有契約年換算保険料は、前年度末差+1億円と増加した。なお、経営者向け保険除きでは前年度末差+34億円と増加した。
3.収支の状況
・基礎利益は、296億円となり、前年度と比べ53億円増加した。
・保険関係損益は、779億円となり、前年度と比べ9億円減少した。
・利差損益(逆ざや額)は、高予定利率契約の満期等による予定利息の減少などにより、前年度と比べ63億円改善した。
4.財務の状況
・ソルベンシー・マージン比率は、当期純剰余によるマージンの増加や、リスク相当額の減少により前年度末に比べて81.7ポイント上昇し、942.8%となった。
・実質純資産額は、前年度末に比べて74億円増加し、10,598億円となった。
●2019年度決算(案)報告記者会見説明資料(702.9KB)
https://www.asahi-life.co.jp/company/intro/kessan/20200528_01.pdf
●2019年度決算(案)について(2.2MB)
https://www.asahi-life.co.jp/company/intro/kessan/20200528_02.pdf
●2019年度決算(案)関係参考資料(633.3KB)
https://www.asahi-life.co.jp/company/intro/kessan/20200528_03.pdf