アフラック生命、高校生向け奨学金制度2020年度の新規奨学生170名を募集
アフラック生命は、社会貢献活動の一環として運営している、高校生を対象とした「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」の2020年度新規奨学生を2019年11月1日(金)から2020年2月29日 (土)まで募集する。
募集人数はがん遺児で140名、小児がん経験者で30名の合計170名である(募集概要については下記参照)。
がん遺児のための奨学金制度は、がんで主たる生計維持者を亡くし、経済的理由から修学の機会が狭められている高校生への支援を目的として、1995年に同社販売代理店組織である「アフラック全国アソシエイツ会」と共同で設立したものである。
それに加え、2014年度からは、小児がんを患った経験を持つ高校生も支援の対象としている。
本制度による奨学生の総数は2,810名にのぼっており、奨学金給付額は累計で17億円を超えている(2018年度末時点)。
【参考データ】
■依然として重い教育費負担
・2019年度の本奨学金制度への応募者は278名で、がん遺児奨学金では約9割、小児がん経験者では約5割が母子世帯
・日本の母子世帯・父子世帯の平均年間収入は、それぞれ全世帯平均の49.2%、81.0%※1
・国の公立高校無償化・高等学校等就学支援金制度の助成対象にならない入学金・教材費・通学費等の授業料以外にかかる学校教育費用は、公立高校で年間約27万円、私立高校で同約75万円※2
■現役奨学生の声(抜粋)~経済的困難から夢をあきらめないために~
・「高校3年間多くの困難がありましたが、がんの闘病中も前向きに生きていた父を思い、乗り越えることができました。志望校にも無事合格し、支えていただいた皆様に感謝しながら、大学では立派な管理栄養士を目指して頑張ります。」(がん遺児)
・「治療によりギター部のドラムはできなくなってしまいましたが、無事に3年生に進級しました。不自由な手でどこまでできるか分かりませんが、何としても看護師になれるよう頑張っています。」(小児がん経験者)
※1 厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」より
※2 文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」より
同社では、多くの人々の「生きる」を創る保険会社として、社会における課題の解決と持続的な成長を目指し、社会と共有できる価値の創造(CSV*経営)に努めていく。
*Creating Shared Value
●「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」2020年度新規奨学生募集概要詳細
https://www.aflac.co.jp/news_pdf/20191021.pdf