住友生命、「Vitality」”加入者へのアンケート調査および歩数・血圧値に関する調査研究を実施
住友生命は、2018年7月24日より発売している健康増進型保険“住友生命「Vitality」”の加入者(以下、「Vitality会員」)の加入後の健康増進に向けた意識、行動、健康状態の変化について調査・研究を行った。
1.Vitality会員の健康増進に向けた変化の概要
住友生命は、Vitalityお客さまアンケート調査やVitality会員の歩数、血圧値に関する調査を実施した。その結果、加入前よりも健康を意識するようになった人が約93%を占め、行動の変化として1日あたりの歩数は約17%増加、健康状態の変化として加入時に血圧が高め(収縮期血圧値140mmHg以上)としていた人の約48%が10mmHg以上下がっていることが分かった。また、加入後に生活の質が高まったように感じている人が約84%を占めていることが分かった。
2.Vitalityお客さまアンケート調査について
a.調査概要
(1)調査期間2019年7月16日~7月21日
(2)調査方法Vitality会員(加入後1か月以上経過している人)に対するメール配信によるアンケート収集
(3)有効回答15,702名(住友生命職員を除く)
b.アンケート結果の概要
(1)健康に対する「意識」の変化
“住友生命「Vitality」”加入後に「(どちらかといえば)健康を意識するようになった」と回答した人は93.5%、「体重や健康診断結果などに関心を持つようになった」と回答した人は60.0%と、加入者の健康に対する意識が変わっていることが分かった。
(2)健康増進に向けた「行動」の変化
“住友生命「Vitality」”加入後に「(どちらかといえば)運動する機会や日々の歩数が増加した」と回答した人は84.8%と、多くの人に行動変容が起こっていることが分かった。また、Vitality健康プログラムに取組むモチベーションとして、「保険料変動の仕組み(76.5%)」や、「アクティブチャレンジ(58.2%)」、「特典(リワード)(50.2%)」について、半数以上の人が選択していることがわかった。
(3)健康増進に向けた「生活の質・こころの健康」の変化
Vitality健康プログラムに取組むことで「(どちらかといえば)生活の質が高まったように感じる」と回答した人は84.3%、「(どちらかといえば)こころの健康につながっているように感じる」と回答した人は71.5%となり、生活の質・こころの健康の変化が起きていることがわかった。
3.歩数の変化について
a.調査概要
(1)対象2018年9月~11月に加入のVitality会員の歩数計測ツール(ウェアラブルデバイス、スマートフォンアプリ)毎のデータ
(2)調査内容2019年5月末時点で30日以上の歩数記録がある歩数計測ツールについて、計測開始時から2019年5月末時点までの歩数を分析
b.調査結果
(1)各月の平均歩数
各月の平均歩数は、1月目は8,260歩、2月目以降は9,655歩と、16.9%増加している。
(2)各日の歩数分布
Vitality会員(64歳以下)の各日の歩数分布を確認したところ、Vitality健康プログラムのポイント獲得基準である8,000歩、10,000歩、12,000歩台が増えており、歩数の面においてポイント獲得を意識したVitality会員の行動変容が起こっていることが分かった。
4.血圧値の変化について
a.調査概要
(1)対象2018年9月~11月に加入のVitality会員のうち、加入時の収縮期血圧が140mmHg以上であり、2019年5月までにVitality健康診断(加入後の健診結果の提出)を行っている人。
(2)調査内容「ご加入時に提出された健康診断結果」と「加入後の健診結果の提出(Vitality健康診断)」の血圧値を比較
b.調査結果
加入後の健診結果が10mmHg以上減少している人は48.5%、変動範囲が僅少な人(10mmHg未満)は42.5%、10mmHg以上増加している人は9.0%となった。