第一生命、日本版スチュワードシップ・コードへの取組方針を改定
第一生命は、「責任ある機関投資家」の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)への取組方針を改定した。
改定のポイントは以下のとおりである。
①ESG課題を対話の主要テーマとして明確化
同社は2018年度より、従来のガバナンス(G)に加え、環境・社会課題(E・S)をテーマとした対話を開始しており、今後も重点的に実施していく方針である。
また気候変動は、中長期的な企業価値に大きな影響を与えうる重要なテーマであることから、TCFD提言への賛同や開示のあり方等について、2019年度より投資先企業との対話を本格的に開始する。
②国内社債投資先との対話
同社は、確定利付資産(公社債、貸付等)を主要な投資対象資産とする機関投資家として、投資先企業の財務健全性の向上や社債市場の更なる発展を促進すべく、2018年度より、国内の社債投資先企業との対話を開始しており、今後も継続的に実施していく方針である。
③議決権行使の反対理由の開示開始
同社は2017年度より、議決権行使基準を開示するとともに、個別議案毎の行使結果を四半期毎に開示している。今般、議決権行使の透明性を更に高め、投資先企業との建設的な対話を一層促進するため、新たに個別議案毎の反対理由の開示を開始する。
同社は引き続き、責任ある機関投資家としてスチュワードシップ責任を果たすことで、投資先企業の企業価値向上や持続可能な社会の形成に寄与するよう努めていく。
■「日本版スチュワードシップ・コード」への取組方針≪https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2019_002.pdf≫