第一生命、虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業の保留床取得者に正式決定
第一生命ならびに新日鉄興和不動産等5社は、東京都港区虎ノ門二丁目105番(虎ノ門二丁目地区)で都市再生機構が実施する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の業務棟の施工と保留床取得に関し、特定業務代行方式による競争入札に応募し、このたび保留床取得者として正式決定した。
■事業の概要
○本事業の位置づけ
本事業は虎の門病院と周辺街区の一体的な建替えによる機能更新と、安全で快適な歩行者ネットワークの形成を背景とし、以下を事業のポイントとして進める第一種市街地再開発事業である。
(1)国際競争力を強化する取り組み
・国際水準の医療サービスを提供する病院を整備
・外国人ビジネスマンやその家族への業務支援機能や生活支援機能を整備
(2)大規模病院の機能更新と良好な都市基盤整備
・隣接する敷地と一体的・段階的に更新を進めることで、病院の機能を停止することなく施設の更新を実現
・周辺地域を繋ぐ交通ネットワークを充実・強化
(3)防災対応力の強化と都市環境の向上
・都内最高レベルの災害時治療・収容拠点を整備
・自立性の高いエネルギーシステムの採用により、災害時にも医療・業務機能を継続
・環境負荷の低減
〇業務棟の整備について
虎ノ門・赤坂エリアの価値を最大化する国際競争力に資するビジネス拠点として、最高クラスの防災対応力、環境適応力を誇るオフィスビルを整備するとともに、周辺の緑と一体化した緑化広場、緑のネットワークの形成により、都心にして潤いのある緑の風景を演出する。また、建物の低層部に「(仮)虎の門国際ビジネスサポートセンター」を設置し、オフィスワーカーだけでなく周辺地域住民も対象としたビジネス・生活のサポートを行う。
〇取り組み体制
虎ノ門・赤坂エリアと事業を熟知する各分野のエキスパートである6社が一丸となって、本事業に取り組む。
新日鉄興和不動産/第一生命/関電不動産開発/東京ガス都市開発/九州旅客鉄道/大成建設