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SOMPOホールディングス、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命およびSOMPOヘルスサポート、米国スタートアップ ニューロトラックとの業務提携に向けた基本合意書を締結

SOMPOホールディングス、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命およびSOMPOヘルスサポートの3社は、米国シリコンバレーのデジタルヘルスケア分野のスタートアップ企業であるNeurotrack Technologies, Inc.(以下「ニューロトラック社」)と業務提携に向けて1月に基本合意し、認知機能低下を予防するデジタルコーチングサービス「日本版メモリーヘルスプログラム(MHP)」の共同開発に向けた実証実験を同月に開始した。
日本国内におけるMCI(軽度認知障害)と認知症高齢者の総数は、2012年時点で約862万人と推計されている。2025年には約1,300万人に達するとの予測もあり、要介護者の増加による介護職員の不足など、認知症に関するさまざまな社会的課題が増加していくことが想定されている。
SOMPOホールディングスは、認知症に関する社会的課題の解決に貢献するため「SOMPO認知症サポートプログラム」を展開し、その第一弾として、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は2018年10月に業界初となるMCIを保障する健康応援型商品「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」を販売開始した。
ニューロトラック社は、AIを使い、目の動きから認知機能低下の予兆を把握するサービスをグローバルに展開している。また、認知機能に悪影響を与える生活習慣の改善に焦点を当てて、複合的なコーチングを提供することで、認知機能の低下予防を目指す「メモリーヘルスプログラム(MHP)」を開発している。
SOMPOホールディングスは、特定保健指導事業を展開するSOMPOヘルスサポートが有する日本人の生活習慣をふまえたコーチングの知見をはじめ、各事業を通じて得た健康増進に関するノウハウを有している。これらをニューロトラック社の先進的な技術と融合することで、日本の健康長寿社会の実現に貢献できると考え、ニューロトラック社に「日本版メモリーヘルスプログラム(MHP)」の共同開発を提案し、このたびの業務提携に向けた基本合意に至った。

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