T&D保険グループ、3月期決算を発表
T&D保険グループ(T&Dホールディングス、大同生命、太陽生命、T&Dフィナンシャル生命)は3月期決算(平成29年4月1日~平成30年3月31日)を発表した。
■決算の概況
①契約業績
・新契約年換算保険料は、貯蓄性商品の販売停止・抑制により前期から減少。一方、太陽生命の認知症治療保険が堅調に推移したことに加え、大同生命の就業不能保障商品・介護保障商品等が大きく伸展したことから、第三分野の新契約年換算保険料は前期から大幅に増加。また、T&Dフィナンシャル生命においては、主力商品の伸展により新契約年換算保険料が前期比で倍増。
・保有契約高は、大同生命の「Jタイプ」の重大疾病保険金額・「Tタイプ」の就業障がい保険金額・「介護リリーフ」と 「介護定期保険」の介護保険金額を計上した場合の3社合算ベースで前期末から増加し、過去最高を更新。
②グループ連結損益
前期比で減収増益。経常収益は、保険料等収入が減少したこと等により前期から減少。親会社株主に帰属する当期純利益は、利息及び配当金等収入の増加や価格変動準備金繰入額の減少等により前期から増加し、通期予想を超過。
③EV(エンベディッド・バリュー)
・新契約価値は、第三分野の主力商品の順調な販売等により前期から増加し、過去最高を更新
・Group MCEVは、新契約価値の積み上げや有価証券含み益の増加等により前期末から増加し、過去最高を更新。
④株主還元
・1株当たり年間配当金(予定)は37.5円(うち期末配当金20.0円)、前期から5.0円増配予定。170億円の自己株式の取 得を実施予定。総還元性向は実質利益※の48.4%。
なお、平成31年3月期の1株当たり年間配当金予想は40.0円とし、4期連続の増配を予定。
※ 実質利益は、当期純利益に、負債性内部留保(危険準備金繰入額、価格変動準備金繰入額)のうち法定基準繰入額を超過した額(税引後)を加算して算出。
●決算概要詳細:
https://www.daido-life.co.jp/company/news/2018/pdf/180515-1_news.pdf