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オリックス生命、「キャリアアップのための社外活動」制度を新設

オリックス生命は、働き方改革の一環として「キャリアアップのための社外活動」制度を新設を発表した。対価を得られるような社外活動を推奨し、社内制度化するのは保険業界で先駆けた取り組みである。
同社は、全社員に対して保険業界ならびに保険業界に関連する金融知識や知見の向上自己研鑽を目的として、ファイナンシャルプランナーや社会保険労務士など専門性の高い国家資格や民間資格の取得を推奨してきた。これまでの社内規則では、対価を目的とした社外活動を行うことは原則禁止としていたが、本制度により、当該資格所有者をはじめとする専門知識を持つ社員が、スキルアップや自身の成長につながることを前提に、対価の伴う社外活動を行うことが可能となる。
本制度導入により、社員が社外活動を通じて得た経験や知見を日々の業務の改善につなげ、同社のさらなる成長と業務効率化に寄与すると考えている。さらに、このような活動の積み重ねが生命保険業界におけるイノベーションを生み出し、既存の枠に捉われない新たな事業機会の創出を通じてお客さまへより良いサービスを届けることを目指している。
オリックスグループでは、国内外マーケットの変化に対応したビジネス展開をしていく上で、多様な価値観を持った人材が生き生きと働ける職場環境が必須であると考え、国内、各社で働き方改革を進めている。
オリックス生命では2017年度から働き方改革を推進し、「平均所定外労働時間 前期比20パーセント削減」を目標に掲げ、「所定外労働に関する基本ルールの制定」「朝型勤務奨励金の支給」などさまざまな施策を実施した結果、同目標を達成した。今後、競争の激しい保険業界の中で成長を続けていくには、労働時間の削減だけでなく、より一層の生産性の向上や業務の質を高めることが必要であると考えている。そのためには、今後も社員ひとりひとりの柔軟なアイディアと企画力を磨き続けることが大切であるという 想いから、本制度を導入する。
【キャリアアップのための社外活動の推奨について】
専門性・裁量性の高い業務について、社外活動を行うことが可能になる。ただし、本業への支障や長時間労働などに留意が必要であることから、会社の承認が必要である。
※現在想定する社外活動の事例
■専門的な知識を生かして行う活動
・経営、法律、会計、IT、セキュリティなどに関する業務(コンサルティング業務、講演活動、 論文など執筆など)
・社会貢献、福祉活動
<具体例>
①営業経験やFP 業務経験を生かしたコンサルティング業務
②経営学修士(MBA)ほか、中小企業診断士などの資格を生かしたコンサルティング業務
③弁護士資格などの法律に関する資格を生かした相談業務
④会計士・税理士などの会計・税務に関する資格を生かした相談業務
⑤IT資格などを生かしたシステム構築業務
⑥不動産鑑定士資格などを生かした不動産鑑定業務
⑦自身の専門知識や業務経験などを生かした講演活動、執筆活動 など
■地域支援活動
・地域の介護や保育、児童育成のための活動、災害復興の支援活動など

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