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ライフネット生命が「がん経験者への治療実態調査結果」を公表

ライフネット生命は、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンの協力を得て、最初のがん告知を受けてから「2年以上10年以内」のがん罹患者(がん罹患時の年齢「20歳~59歳」)215名に、ウェブアンケート調査「がん経験者への治療実態調査結果」を1月に実施し、調査結果を発表した。
がんは、過去には「死に至る病」と思われていたが、近年の医療技術などの進歩によって生存率が向上し、「長く付き合う病気」へと変化している。また、医療技術の進歩に合わせて、治療方法も多様化している。
今回の調査は、このようながん治療の実態をより深く理解するために、がんをご経験された人を対象に調査したもの。同社は、「この調査結果が、がん経験者への理解を深めるきっかけとなり、がん経験者がより暮らしやすい、より働きやすい社会を創出するための一助になればうれしく思う」としている。
調査結果の一部を紹介する。
■がん治療は入院を前提としない時代に
・がん診断から2年後以降は入院する割合が激減
・4人に3人が「その後5年後までに一度も再入院しなかった」
がんの長期治療における「入院の有無」について、実際にがんの治療を5年以上している人を対象に、初めてがんの診断を受けてから5年後までの入院有無について調査した。
がん診断から1年後までにおける入院については「入院した」が96%と高い割合となる一方、2年後以降は15%(2年後)、9%(3年後)、9%(4年後)、14%(5年後)と急激に入院する割合が下がっている。
■治療による通院頻度の違い
・抗がん剤治療経験者の96%は「少なくとも月に1回は通院」
・一方、ホルモン療法経験者の65%は「2か月から3か月に1回のペースで通院」
がんの3大治療の1つである「抗がん剤治療」は、比較的治療が長期化する治療と言われている。
実際に抗がん剤治療を経験した人を対象に、抗がん剤治療期間中の「通院頻度」について調査をした。
抗がん剤治療経験者132名に、「治療期間中の最も多い通院頻度」を聞いたところ、「1週間に1回」が27%、「2週間に1回」が20%、「3週間に1回」が37%、「1か月に1回」が12%、「2か月に1回」が3%、「3か月(以上)に1回」が1%となった。抗がん剤治療においては、「少なくとも月に1回は通院している」人が96%という割合となった。

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