住友生命がスミセイ・デジタル・イノベーション・ラボ(東京・米国)を開設
住友生命は、デジタル変革期でのビジネスイノベーション、サービスイノベーションを加速する拠点として、4月から、東京と米国シリコンバレーに「スミセイ・デジタル・イノベーション・ラボ」を開設する。
同時に、Discovery(南アフリカ)、NNグループ(オランダ)とも本分野での連携を強めることで、グローバルな推進体制でイノベーションの加速を検討していく。
今回設置する「スミセイ・デジタル・イノベーション・ラボ」では、イノベーティブなビジネス・サービスをスピーディーに創出していくために、自社だけではなく様々な強みを有したスタートアップ企業等と協業していく。国内では子会社のメディケア生命、スミセイ情報システムともグループ横断的に推進すると共に、外部の知見の積極的活用や異業種との連携等によって新規ビジネスモデルの創造・事業化等に取り組んでいくとしている。
特に、シリコンバレーでは、ベンチャー企業の支援を手掛けるPlug and Playに加盟し、同社の100%子会社であるシメトラとも協業して現地でのネットワークづくりを加速することで、最新テクノロジーの収集力向上と迅速なPoC(実証実験)を通じて、イノベーティブなビジネス・サービスの創造を目指す。
併せて、法人向け事業保険商品の販売で提携しているエヌエヌ生命およびNNグループ(オランダ)とデジタル・イノベーションの分野でも協力関係を築いていく。
同社は南アフリカの金融サービス会社Discoveryと健康増進型保険の開発で提携し、Discoveryのウェルネスプログラム「Vitality」を日本市場に導入する「Japan Vitality Project」に取り組んでいる。この取組みは、同社におけるデジタル・イノベーションの一環でもあり、ウェアラブル端末によって収集する運動データ等をビッグデータとして活用することで、新商品やサービスの開発につなげていくことも検討している。