富国生命、フィンランド地方金融公社の「グリーン・ボンド」44億円を購入
富国生命は、フィンランド地方金融公社(略称・ミュニフィン、ムーディーズ:Aa1、スタンダード&プアーズ:AA+)が発行する環境保護をテーマとする債券(グリーン・ボンド、以下、「本債券」)への投資を決定し、10月25日に払込みを完了した。本債券はミュニフィンが機関投資家向けに初めて私募形式で発行するもので、富国生命は発行された本債券の全額約44億円相当を購入した。
ミュニフィンは、2016年の始めにグリーン・ボンドの発行を開始。グリーン・ボンドにより調達した資金は、環境に優しい公共交通機関、環境に配慮した建造物、上下水道管理、再生可能エネルギーやエネルギー効率化など、フィンランド国内の環境保護に関するプロジェクトへの融資に活用される。ミュニフィンは、支援するプロジェクトを厳選し、資金の流れの透明性を高め、より効果的に環境保護に貢献することを目指している。
富国生命では、本債券の購入について、契約者の大切な資金を運用するにあたって、収益性の確保のみならず、社会貢献事業への支援も果たしうる手法であると位置づけている。今後も同様の投融資を継続的に実施していく。
○発行概要
・発行体:フィンランド地方金融公社(Munifin)
・起債通貨:オーストラリア・ドル
・発行総額(購入額):5,000万オーストラリア・ドル(44億円相当額)
・受渡日:2017年10月25日
・償還日:2027年10月25日
・発行利率:3.379%
・アレンジャー:クレディ・アグリコル証券会社