新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

アフラック、日立とがんの早期発見・早期治療社会をめざした協創を開始

アフラックでは、日立製作所(以下、日立)と、がんの早期発見・早期治療社会の構築に向けた協創を開始する。
具体的には、両社で、日立が有する尿中代謝物によるがんの識別技術*1の活用方法、およびがんの早期発見・早期治療を促進する新しい保険商品・サービスの創出に向けた検討を行うことで、より健康で豊かな社会への貢献をめざす。
現在、がんは日本における死因の第1位*2で、生涯のうちに約2人に1人が罹患する*3と推計されている。早期発見での治療ほど治癒する可能性が高いことから、厚生労働省の「がん対策推進基本計画*4」の施策では、積極的ながん検診の受診が促されています。一方、日本のがん検診の受診率は約30%から50%*5と欧米諸国と比較すると低い状況にあり、内閣府の調査*6によると、その理由として、「受ける時間がない」「検査に伴う苦痛に不安がある」といった声があげられている。
今回、両社は、日本最大のがん保険契約件数を有するアフラックのがんに関する豊富なデータや知見と、日立が研究を進める尿中代謝物によるがん患者の識別技術や日立独自のサービスデザイン手法である「NEXPERIENCE(ネクスペリエンス)」、アナリティクス技術などの先端ITを組み合わせて、がんの早期発見・早期治療社会の構築に向けた協創を開始する。
●具体的な取り組み項目
・尿中代謝物によるがんの識別技術の向上に向けた検討
・がんの早期発見・早期治療社会の構築に向けたがんの識別技術の活用方法を検討
・新しい保険商品・サービスの創出に向けた検討
*1 日立製作所 2016年6月14日ニュースリリース「尿中代謝物の網羅的解析により、健常者、乳がん患者および大腸がん患者の尿検体の識別に成功」
本研究は国立研究法人日本医療研究開発機構(AMED)の医療分野研究成果展開事業、産学連携医療イノベーション創出プログラムの支援によって実施されたもの。
*2 厚生労働省 「平成28年(2016年)人口動態統計の年間推計 (2016年12月)」
*3 国立がん研究センター「最新がん統計(2016年8月)」
*4 厚生労働省(2012年6月)
*5 厚生労働省 「平成28年 国民生活基礎調査」 性別およびがんの種別ごとにみたがん検診の受診状況のこと。
*6 内閣府「がん対策に関する世論調査(平成28年11月)」

関連記事(保険業界ニュース)

生保

アフラック生命、50周年特別サイトを公開

生保

アフラック生命、兵庫県姫路市とがん検診等受診率向上推進協定を締結

損保

アニコム、シミックとペットに関する情報の一元管理等に向け基本合意書を締結

損保

損保ジャパン、SOMPOリスク、NeUが職業ドライバーの安全運転寿命延伸に向け業務提携

生保

アフラック生命、<はぐくむ子育て保険ボヤージュ>をアフラック販売代理店で取扱開始

生保

アフラック生命子会社「SUDACHI少額短期保険株式会社」、「アフラック少額短期保険株式会社」へ社名変更

損保

損保ジャパン、トライボテックスと業務提携

生保

アフラック生命、東京大学大学院経済学研究科における寄付講座「医療・介護エコシステムの経済学」を開講

生保

アフラック生命、「令和6年能登半島地震」の被害に対する義援金の寄贈先及び寄贈金額を決定

生保

FWD生命、医療保険の給付金請求で診断書不要の範囲拡大など簡略化

関連商品