太陽生命、太陽生命少子高齢社会研究所が世界アルツハイマーデーにあわせて「認知症に関する調査」を実施
太陽生命の子会社である株式会社太陽生命少子高齢社会研究所(以下「研究所」)は、今年度も9月21日の世界アルツハイマーデーにあわせて「認知症に関する調査」を実施した。
認知症は発症前の早期の段階で発見し、改善に取り組むことが望ましいとされている。これを踏まえて、認知症に加え、認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)、SCD(主観的認知機能低下)に関する認知度や予防についての意識などを調査した。
【調査結果のポイント】
1.最もなりたくない病気は昨年に引き続き「認知症」が43.1%で1位、なりたくない理由は「家族や周囲に迷惑がかかるから」が83.7%
・2位は「がん」で21.7%、3位は「脳血管」で8.6%と大差をつけて「認知症」が1位となった。
・2021年度の調査でも「認知症」は1位であり、4年経過しても変わらない結果となった。
2.MCI(軽度認知障害)の認知度は39.9%で、昨年より12.6pt、一昨年比では21.0ptと連続して大きく上昇
・自分がMCI(軽度認知障害)の状態であるか「知りたい」は55.6%と昨年より4.2pt、一昨年より11.8pt上昇した。
3.軽度アルツハイマー病の進行を遅らせる薬があることを「知っている」は56.3%
・一昨年末から投与可能となった認知症の疾患修飾薬発売の影響もあり、認知度は56.3%だった。
・「自分が軽度アルツハイマー病になったら使用してみたい」と答えた人は69.5%であった。
4.「認知症」の症状が身近な人にあると思った場合、相手が「配偶者・パートナー」のときは、本人に直接伝える割合が68.3%と最も高く、相手が「友人・知人」のときは22.0%にとどまった
・なお、「実父母」は52.7%、「義父母」は37.3%と、対象者との関係性によって違いが出た。
<調査概要>
■調査名称:「認知症」に関する調査■実施期間:2025年8月4日~2025年8月7日
■実施方法:インターネット調査にて研究所調べ(調査委託会社:マイボイスコム株式会社)
■回答者数:上記1・2:5,000名(30代~70代の男女)、上記3・4:2,000名(40代~70代の男女)
研究所では、高齢化が進む社会の中で必要なサービス等の開発に向けた研究や調査を継続して実施しており、その一環として本調査を継続的に実施している。同社および研究所では、今後とも健康寿命の延伸などの社会的課題の解決に向けた取組みを進めていく。