新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、MCPグループが運用する日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズに投資

第一生命は、MCPグループが運用する、日本株ロング/ショート・ファンド・オブ・ファンズ「MCP Evolution Fund(Japan Equity Long Short Discovery Class)」(以下「本FoF」)に100億円の投資を実施した。
本FoFは、日本株ロング/ショート戦略のヘッジファンドを運用する、複数の日系新興資産運用事業者(EmergingManagers、以下「EM」)を中心に運用委託し、長期・安定的な収益獲得を目指すとともに、EMへの成長資金供給を通じて、資産運用立国の実現を後押しすることを企図したものである。
同社はこれまで、伝統的資産との低相関を追求し、リスク・リターンを補完することのできるヘッジファンドへの投資に25年以上にわたり取り組み、EMに対しても、事業者の運用哲学・手法の妥当性・独自性、運用体制等を総合的に評価して運用委託を行ってきた。こうして積み重ねてきた実績や知見をもとに、現在の運用環境を踏まえた更なる収益機会の開拓、国内株式市場の活性化、さらにEMの育成にも繋がる取組み(Emerging Managers Program:EMP)を検討し、今般MCPグループとの協業により、日本株ロング/ショート戦略を採用する本FoFへの投資を実現した。
本FoFでは、MCPグループがこれまで培ってきたヘッジファンドに関する深い知見や、EMの発掘・運用委託の経験を活かし、市場で見落とされている優良銘柄や業績の転換点にある銘柄など、独自の視点で銘柄を選定しながら市場全体のリスクをヘッジするファンドを、バランスよく組み入れている。この手法によって、国内株式市場との相関を抑制しつつ、幅広い投資機会を捕捉し、安定的な収益獲得とEMへの成長資金供給の両立が期待される。
第一生命グループは、アセットオーナーの立場からも、政府が掲げる資産運用立国の実現に繋がる取組みを積極的に推進しており1、同社を中心にEMへの運用委託やベンチャーキャピタル・スタートアップ企業への投資などで最大年300億円程度の投資・出資を行っていくこととしている。本FoFへの投資を含め、同社は今後も、資産運用収益の向上と成長資金の供給にも繋がる、資産運用手法の高度化・多様化に積極的に取り組んでいく。
【本FoFの概要】
ファンド名称 MCP Evolution Fund(Japan Equity Long Short Discovery Class)
運用会社 MCP Capital Management Limited(MCPグループ傘下の資産運用事業者)
投資対象 日本株ロング/ショート戦略を採用し、運用哲学・手法が分散された複数のヘッジファンド
同社投資額 100億円

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、新商品「要支援・介護保険」発売

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

損保共済

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資

生保

T&Dフィナンシャル生命、福岡県ワンヘルスボンドに投資

生保

第一生命、第一スマートによる新商品「デジホの熱中症保険」(正式名称:熱中症保険)の提供開始

生保

第一生命、第一スマート、AUTHENTIC JAPAN株式会社の共創取組

生保

第一生命、2024年『サラっと一句!わたしの川柳コンクール』ベスト10発表

生保

太陽生命、「J.フロントリテイリング株式会社」が発行する「サステナビリティボンド」への投資を実施

生保

かんぽ生命、国内上場企業を対象としたシステムチェンジ志向のインパクト投資ファンドの運用を開始

生保

第一生命、北仲通北地区 B-1 地区の街区名称を「ハーバーステージ横浜北仲」に決定