太陽生命、太陽生命少子高齢社会研究所、「高齢者の独居生活に関する調査」を実施
太陽生命の子会社である株式会社太陽生命少子高齢社会研究所(以下、「研究所」)は、一人暮らしの人(以下、「独居」)と配偶者またはパートナーと同居している人(以下、「同居あり」)の合計2,000人を対象に、今と将来の暮らし方に関する調査を実施した。
【調査結果のポイント】
1.80歳時の予想保有資産額、1,500万円を境に「足りる」「足りない」の割合が逆転
・独居、同居ありともに、80歳時の予想保有資産額は「500万円未満」が3割~4割を占めている。
2.独居の人が健康で80歳を迎えたとき、9割以上が1人暮らしを継続予定と回答
独居の人が健康で80歳を迎えたとき、9割以上が1人暮らしを継続予定と回答
・独居の男女別でみると、僅かではあるが女性の方が1人暮らしを継続する意向が高い。
・現在まで一人暮らしを継続する理由として最も多く挙げられたのは「同居する相手がいないから」。
3.独居の全性年代において運動する習慣がない傾向にあり
・同居ありと比較すると、独居の全性年代において運動する習慣がないことが判明。
・60代女性の層においては、独居、同居ありともに継続して運動をしていないと回答した人の割合が高く、独居において46.4%、同居ありにおいて39.2%となっている。
4.未婚の男性、半数以上が過去1年以内に「社会参加経験なし」
・独居男性で婚姻歴が一度もない人は、「社会参加経験なし」の割合が半数を超える。
・独居男性の中でも婚姻歴のある人(特に「配偶者と死別」において)は、「社会参加経験あり」の割合が高く約7割となっている。
5.「孤独死」に対する不安、独居は30%超えも同居ありは5%
・日常生活の中の不安として、「孤独死」と回答した人は「独居」で31.8%。一方、「同居あり」は5.4%にとどまり、同居人の有無による孤独死への不安の違いが明らかに。
<調査概要>
■調査名称:独居生活に関する調査
■実施期間:2024年1月25日(木)~2024年1月27日(土)
■実施方法:インターネット調査にて同社調べ(調査委託会社:マイボイスコム株式会社)
■回答者数:2,000名(60歳~79歳の男女)
研究所は、高齢化が進む社会の中で必要なサービス等の開発に向けた研究や調査を継続して実施しており、その一環として本調査を実施した。
同社および研究所は、今後も少子高齢化をはじめとする社会的課題の解消に向けた取り組みを進めていく。