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第一生命、国内金融機関で初となるWELL認証最高ランク「プラチナ」を取得

第一生命は、本社ビルである第一生命日比谷ファースト(以下、「本物件」)の専有部において、「WELL Building Standard(以下、「WELL認証」)(*1)」の最高ランク「プラチナ」を取得した。なお、金融機関のWELL認証取得は国内初の事例となる。
WELL認証は、建物の環境が人の健康やウェルネスに与える影響にフォーカスした国際的な認証制度である。
米国の公益法人IWBI(International WELL Building Institute)が運用を担っており、4つの認証レベル(プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ)で格付けされる。
同社は、「ポストコロナ時代のウェルビーイングが高まるオフィスビル」をコンセプトとして、本物件における大規模リノベーション工事(以下、「本工事」)を2024年3月に完了した。同社ではこのリノベーションを、日比谷第一生命館の建設(1938年竣工)、同建物を保存・再生させたDNタワー21の建設(1993年竣工)に次ぐ、進化の第3のステージと位置づけ、外部テナントが幅広く入居するオフィスビルへと改修した。
本工事では、バイオフィリア(人間が先天的に自然を好む性質)と従業員の健康や生産性との関係(*2)に着目し、建物内の環境においてバイオフィリックデザイン(バイオフィリアを基に、植物や自然光、水などの要素を効果的に反映した空間デザイン)を積極的に取り入れることで、従業員の幸福度と生産性を高めることを企図した。また、フリーアドレス化や交流スペースの配置等による導線の変更、什器・設備の刷新、内階段の設置等により、従業員同士のコミュニケーション機会を創出し、かつ多様化するワークスタイルに対応するオフィスを実現した。本物件はこうした取組みに加え、既存物件のリノベーションを通じて歴史・伝統を継承している点が評価され、WELL認証の最高ランク「プラチナ」の認証を取得するに至った。
同社は、保有・運用・管理している不動産の安定的な資産運用収益の向上を図るとともに、持続可能な社会の形成に寄与する取組みを第一生命グループ全体で推進していく。
(*1)米国の公益法人IWBIが運営する、建物環境が人の健康やウェルネスに及ぼす影響に注目した世界初の建物認証基準。建物の空気質、照明、温熱、感染症対策などの課題を見える化、改善することで、働く人の健康増進、快適性および生産性向上に貢献する。
(*2)ビジネス心理学を研究するアメリカのロバートソン・クーパー社は、世界16カ国(米国、イギリス、フランス、ドイツ、UAE、中国、インドなど)、7,600名のオフィスワーカーを対象にして、職場におけるバイオフィリックデザインがどのように人々に影響を与えるかを調査した。同社の報告書『ヒューマン・スペース』によると、バイオフィリックデザインは「幸福度15%」「生産性6%」「創造性15%」を向上させる効果がある。

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