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太陽生命少子高齢社会研究所、「認知症介護に関する調査」を実施

太陽生命の子会社である太陽生命少子高齢社会研究所は、9月21日の世界アルツハイマーデーにあわせて「認知症介護に関する調査」を実施した。
◆調査結果のポイント
1.MCI(軽度認知障害)※について、介護未経験者の約85%が「知らない」
・介護経験者でもMCIを「知っている」と回答した人は45%にとどまる
・「MCIの状態であれば適切な治療や予防策によって認知機能を維持・回復できる可能性があることを知っている」人は、介護経験者で40%、介護未経験者で12%
・多くの人がMCIに関する情報を知らないことが明らかに
※ 認知症の前段階であり、年間で10~15%が認知症に移行すると考えられている状態
2.認知症介護の費用、約5人に1人は500万円以上
・2,000万円以上の費用がかかったとの回答も約2%あった
・介護経験者の9割以上が被介護者の預貯金・資産を介護費用にあてたと回答。また、4割以上は介護者世帯の預貯金・資産をあてたと回答
・被介護者の主な介護を特別養護老人ホーム等の施設で行った人は26%
3.約5人に1人は認知症介護のための介護離職経験あり
・介護離職経験者の収入減少平均額は年間で約259万円(介護期間平均は約6年)。介護離職による逸失収入は1,500万円以上にのぼる計算に
・介護にあたり準備が必要なこととして、「仕事・子育てと介護の両立」について介護経験者の85%が準備したほうが良いと回答したのに対し、介護未経験者は51%にとどまり、両者の間に30ポイント以上の開きが見られた

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