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日本生命、脱炭素ファンドへのインパクトに投資

日本生命は、同社子会社であるNippon LifeGlobal Investors Americas,Inc.が運用するファンドを通じ、TPG Capital L.P.(以下「TPG社」)が運用する脱炭素ファンド「TPG Rise Climate,L.P.」(以下「同ファンド」)に、20百万米ドル(約23億円)を投資することを決定した。同ファンドは、経済的リターンの獲得と同時に環境・社会的インパクトの中でも、特に温室効果ガス削減といったインパクトを創出、計測し、脱炭素社会の実現に貢献するプライベートエクイティファンドである。
同ファンドの実質的運用者であるTPG社は、1992年の設立以来優れた運用実績を有する米国の大手プライベートエクイティ投資会社であり、経済的リターンの獲得と併せて、投資先企業がもたらしたSDGs達成への貢献などの環境・社会的インパクトを定量的に評価するインパクト投資を2016年のファンド設立後より行っている最も先進的な運用者の1社となる。同社は2020年7月にTPG社が運用するインパクト旗艦ファンドである「TheRiseFund II,L.P.」への投資を行っており、これに続く投資となる。
同ファンドでは、主要投資テーマを、「クリーンエネルギー」「環境技術」「脱炭素輸送・移動」「グリーン産業」「農業・自然関連」の5つとしており、温室効果ガス排出量の削減に貢献し、脱炭素社会の実現に資する気候変動問題対応に向けた投資を行う。
同社は、生命保険会社としての使命や公共性を踏まえ、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、ESG投融資を強化しており、同ファンドへの投資もその一つと位置付けている。
今後も、持続可能な社会の実現への貢献と契約者利益の一層の拡大を目指し、ESG投融資に取り組んでいく。

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