明治安田生命、元営業職員による不正事案について
明治安田生命の元営業職員が、架空の預託制度への加入を持ち掛け、お客さまから金銭を詐取していた事案が判明した。
現在、事案の全容解明に向けて調査を進めているところではあるが、広く注意喚起を行なう観点から、現時点で判明している事案の概要等について公表した。
なお、本件については監督官庁へ報告するとともに、警察への相談を行なっている。
1.事案の概要
行為期間 2010年以降、複数回
被害状況 17名、約2.0億円
元営業職員属性 群馬支社、70歳代・女性(2025年11月28日付懲戒解雇)
不正の方法 架空の高利率預託制度への加入勧誘を行ない、金銭を受領※
※同社名が記入された偽造領収証を交付し、金銭を受領
2.同社の対応
被害にあわれたお客さまに深くお詫び申しあげるとともに、元営業職員が過去に取り扱ったすべての契約の契約者に面談・電話等の方法で連絡し、契約内容に不審な点がないかを調査・確認する。そのうえで、すでに判明している事象を含め、同社が事実認定した被害金額については、全額を同社が代位弁済し、賠償した金員は行為者に求償する方針である。
本事案を発生させたことを真摯に受け止め、今後こうした事案が発生しないよう、再発防止に向け、全社をあげてコンプライアンス体制のいっそうの強化に努めていく。
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