住友生命、EverEx Co.,LTD.に出資
住友生命は、CVCファンド「SUMISEI INNOVATION FUND」から、EverEx Co.,LTD.(以下「EverEx」)に出資を行った。
1.出資の背景
住友生命は、お客さまの健康増進をサポートするVitality健康プログラムを中心としたWaaS(Well-being as a service)※を通じて、お客さまのウェルビーイングに資するサービスの提供を目指している。
EverExは、「誰もがいつでも・どこでも個別化されたリハビリテーションを受けられる世界を実現する」をコンセプトに、膝・腰・首・肩などの筋骨格系疾患を抱えている患者を対象に、AIによるパーソナライズされたデジタルセラピューティクス※2を展開している韓国発のスタートアップである。
現在EverExは、韓国と米国を中心にサービスを展開しており、今後は英国、ドイツ、日本等、世界各国への進出を予定している。
住友生命がWaaSを通じてお客さまのウェルビーイングに貢献するサービスの開発を進める中で、EverExの事業コンセプトに共感し、先進的な事業シーズを取込み、WaaSでの活用を視野に、今回の出資に至った。
※ Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステムのこと。
※2 デジタル技術を用いた疾病の治療、管理、予防を目的とする医療用ソフトウェアのこと。
2.EverExとの協業内容
今後、WaaSにおける「Disease Management(病があっても幸せに)」領域において、患者一人ひとりの健康と生活の質向上に貢献できるソリューションの開発を目指す。
これには、EverExが保有するAI技術とデジタル技術を有効活用できると考えており、両者の協業により、パーソナライズされた予防管理・治療・リハビリテーションサービスを一層拡げていくことが、ひいてはお客さまのウェルビーイングの貢献に繋がるものと考えている。
*EverExの製品・サービスについて
・Rehabilitation:特定のデバイス・器具を必要とせず、スマートフォンの画面に患者の体の状態に合わせたエクササイズ動画が流れ、その実施状況が医療機関側で遠隔モニタリングされる。
・AI:筋骨格系の機能評価に特化し、患者にはパーソナライズされたエクササイズがAIを介して提案される。
・CBT:人の認知(考え方や受け止め方)や行動の両方にアプローチし、体の機能回復や改善を行う。