第一生命、コンダクトリスク管理事務局を設置
第一生命は、2023年2月に生保協会で取りまとめられた、営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化を図るにあたっての考え方に関する原理・原則や取組例等である「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化にかかる着眼点(以下、「着眼点」)1」について、2025年4月18日に「参考となる取組例等」が追加された更新版が公表され、更新された内容に係る同社の主な取組みについて公表した。なお、今回の報告にあたっては、生命保険協会で2024年度に実施されたフォローアップアンケート結果とも照らし合わせながら、同社の取組みの内容について網羅的に確認を実施している。
また、同社では今般、以下のとおり「経営品質刷新本部」の後継として、コンダクトリスク全般を対象とした社長直下の「コンダクトリスク管理事務局」を設置した。
【「コンダクトリスク管理事務局」の設置について】
同社では2020年12月に「経営品質刷新本部」を設置して以降、その時々の課題・環境に応じ、傘下に対策部・WG・分科会を改組しながら、不適切な取扱いが疑われる事案の早期検知や未然防止策の実行、課題分析を踏まえた各種制度面での手当の実施など全社経営品質の刷新・向上に向けた継続的な取組みを行ってきた。
今般、金銭不正撲滅の視点にとどまらず、「コンダクトリスク」全般にカバー範囲を広げ、課題検知機能を強化するとともに、検知した諸課題に対して、これまで以上にプロアクティブかつフォワードルッキングに対応し、会社全体でPDCAを回しながら経営品質の更なる向上を図ることを目的として、コンダクトリスク全般を対象とした社長直下の「コンダクトリスク管理事務局」を「経営品質刷新本部」の後継として本年4月に設置した。
引き続き、本「コンダクトリスク管理事務局」を中心にお客さまからの信頼に応える組織を築くために、不断の取組みを進めていく。