住友生命、スミセイ情報システム、アビームコンサルティング、日本オラクルと会計システムの刷新プロジェクトを開始

住友生命は、スミセイ情報システム株式会社（以下「スミセイ情報システム」）、アビームコンサルティング株式会社（以下「アビームコンサルティング」）および日本オラクル株式会社（以下「日本オラクル」）と共に、「ウェルビーイングな会計業務（働き方変革や生産性向上）」を目指し、会計システムの刷新プロジェクト（以下「本プロジェクト」）を開始した。
会計業務プラットフォームには、オラクルが提供するクラウドERP「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP) 」を採用、ワークフローシステムには、スミセイ情報システムが提供する経費精算ソリューション「皆伝！ワークフロー」を採用した。
1．背景
住友生命は、「住友生命グループVision2030」において、2030年時点のありたい姿を「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」として定め、実現に向けてビジネスパートナーや従業員といったすべてのステークホルダーのウェルビーイングを支える取組みを推進している。また、「スミセイ中期経営計画2025」の重点施策の一つとして「収益構造改革」を掲げ、さまざまな領域における持続的かつ安定的な成長に向けた改革を進めている。
これらの一環として会計業務領域においても、創造性の高い業務へのリソース最適化や、社会や環境の変化に柔軟に対応するため、経営基盤変革に豊富な実績を持つアビームコンサルティングと最新のクラウド・AI技術で企業のデジタル変革を支援する日本オラクルをパートナーとして、子会社であるスミセイ情報システムとともに本プロジェクトを開始した。
2．本プロジェクトの概要
本プロジェクトは、会計業務における業務効率化およびシステム利用における利便性向上と、将来的な市場変化に柔軟に対応できる拡張性を備えたシステム構築を目的に、住友生命の本社・支社・支部の従業員（約15,000ユーザー）が利用する現行の会計システム（メインフレーム）を、「Oracle Cloud ERP」をベースにした新会計システムへと刷新する。
本プロジェクトは、長年にわたり住友生命グループの情報システム基盤を支えてきたスミセイ情報システムの豊富なノウハウ・高い専門性と、これまで幅広い業種・業界に対し業務プロセス・システム変革を支援してきたアビームコンサルティングの高度な知見と実績、企業の基幹システムの進化を支えるオラクルの革新的なクラウド技術を活かし、2026年度の本格稼働を目指し、最大150名超の体制で推進する。
3．導入製品、システム構築手法、将来構想
新システムのプラットフォームには、金融業界に豊富な導入実績を持つ「Oracle Cloud ERP」を採用、ワークフローシステムには、スミセイ情報システムの経費精算ソリューション「皆伝！ワークフロー」を採用した。
両システムの連携により、保険業界特有の財務会計・予算管理プロセスの簡素化・標準化やペーパーレスの実現・データの一元管理などを可能にする。
システム構築においては、「Oracle Cloud ERP」の標準機能に合わせて業務プロセス改革をするFit to Standard方式を採用することで、今後のアドオン機能の増加によるプロジェクトコストおよびリスクの上昇を抑制し、制度変更、法改正への対応など、将来的な変化に対しスピーディかつ効率的に進めることが可能な基盤システムを構築する。
これにより、業務集約を通じた会計業務における複雑性の解消、そして柔軟なアクセス環境の提供を通じて住友生命従業員のウェルビーイングの向上を図る。また、データ活用による経営管理の高度化やデータドリブン経営といった、今後のグループ全体の成長を支える付加価値の高い業務へのリソースシフトの加速と、変化の著しい社会環境に柔軟に対応できるアジリティの高い経営基盤の確立を目指す。
＊アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標である。
＊本文に記載されている会社名及び製品名は各社の商号、商標または登録商標である。
＊Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国におけ
る登録商標である。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーである。