日本生命、「がん検診受診勧奨活動」における約90万名のアンケート回答結果を公表
日本生命は、サステナビリティ経営の一環として全国一律で「がん検診受診勧奨活動(以下「同活動」)」に取り組んだ。
同活動の一環で2024年7月~11月に「がん検診に関するアンケート」を実施し、昨年度の約56万名を大きく上回る約90万名の方々がアンケートに回答した。
アンケート結果は、同社およびニッセイ基礎研究所にて集計・分析のうえ、報告書としてまとめており、47都道府県をはじめとした全国の自治体に届け、フィードバックすることで、地域のがん検診運営に活用する予定である。
また、自治体から当活動に対する意見や声を伺い、次年度以降の活動に反映させることで、今後も全国のがん検診受診率向上を目指していく。
<全国の結果概要>
①2024年度のがん検診受診率は50.6%と、前年比+1.0%となった。
②都道府県ごとの受診率は、山形県が最も高く64.3%であった。
③男性のがん検診受診率は41.3%(前年比+0.7%)で、受診経路は「お勤め先での受診」が37.4%と最多。
④女性のがん検診受診率は58.2%(前年比+1.2%)で、受診経路は「お住まいの市区町村等での検診」が45.9%と最多。
⑤受診月は、6月が最多、次いで7月が多かった。
⑥国が検診受診を推奨する世代における検診種類別受診率は、乳がんが43.6%と最も高かった一方で、肺がんについては24.7%に留まった。
⑦受診しない理由は、男女ともに「受ける時間がない」「必要なときにいつでも医療機関を受診できる」「健康状態に自信があり、必要性を感じない」が特に多かった。