アフラック生命とアフラックデジタルサービス社、「第7回日本オープンイノベーション大賞」における「選考委員会特別賞」を受賞
アフラック生命、アフラックデジタルサービス株式会社は、国立大学法人福井大学(以下「福井大学」)および福井県若狭町は、IoTデバイスを活用した高齢者の健康支援モデル構築に向けた取り組みが評価され、「第7回日本オープンイノベーション大賞」の「選考委員会特別賞」を受賞した。
「日本オープンイノベーション大賞」は、内閣府などが主催する日本のイノベーション創出を加速するための表彰制度である。オープンイノベーションのロールモデルとなる先導的・独創的な取り組みについて、担当分野ごとの大臣賞、長官賞等の表彰が行われ、最も優れた取り組みは内閣総理大臣賞として表彰される。
アフラック生命およびアフラックデジタルサービスは、福井大学および福井県若狭町が取り組んでいる「わかさ健活プロジェクト*」と連携し、高齢者の健康寿命延伸および国の社会保障費(主に介護費)抑制を目的に、食事管理や運動管理などのアプリケーションを搭載したIoTデバイスを、販売会社を介して若狭町住民に配布し、高齢者に対する新たな運動・栄養指導モデルを確立する実証実験を2024年3月~6月にかけて実施した。
今回の受賞は、行政、大学、企業の役割分担が明確で、それぞれの強みが活かされる体制である点に加え、今後の展開が期待できる点が評価されたことによるものである。
アフラック生命、アフラックデジタルサービス、福井大学および福井県若狭町は、今後も連携を強化し、高齢者の健康寿命延伸等に向けて取り組んでいく。
*65歳以上の高齢者の割合が2020年に約35%に達した福井県若狭町において、高齢になっても若狭町で健やかに過ごすための「生活習慣」を住民の方々に提案することで、サルコペニア(加齢による筋肉量および筋力の低下を特徴とする症候群)を予防し、介護を必要とする年齢を引き上げる取り組み
■IoTデバイスを活用した高齢者の健康支援モデル構築に向けた取り組みについて
概要:「行政×大学×企業」の3者がタッグを組み、高齢者の健康寿命延伸および国の社会保障費(主に介護費)抑制を目的として、IoTデバイスを活用した高齢者に対する新たな運動・栄養指導モデルを確立する取り組みとなる。
内容:「行政×大学×企業」が相互に連携することで、互いの強みを最大限に活かした体制づくりを実施し、管理栄養士にも協力してらもうことで新たなサービスモデルを構築するものである。高齢者のデジタルデバイド対策として、IoTデバイスの操作説明会を複数回実施し、サポートする体制を構築した。
効果:地域住民31名に対してIoTデバイスおよびサービスの提供を約4か月にわたり実施した。筋肉量やサルコペニアで重要な骨格筋指数(SMI)の増加等といった一定の効果や健康に関する意識改善を確認している。