新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

日本生命、「不平等・社会関連財務開示タスクフォース(TISFD)」のアライアンスに加盟および同Steering Committeeメンバーに就任

日本生命は、不平等と社会課題に関する国際的な情報開示イニシアティブであるTISFD(Taskforce on Inequality and Socialrelated Financial Disclosures:不平等・社会関連財務開示タスクフォース)のアライアンスに加盟した。
また、日本生命の木村武氏(同社執行役員、PRI理事※)は、TISFDの意思決定機関であるSteering Committeeのメンバーに就任した。
TISFDは、2024年9月に発足した国際的な情報開示イニシアティブで、「人々のwellbeing」に関連する影響・依存とリスク・機会の情報開示の枠組みを構築することを目指しており、世界で100を超える機関がアライアンスに加盟している。
Steering Committeeメンバーは、金融機関、事業会社、市民団体、労働団体の4分野から選任され、同社の木村武は金融機関からの代表メンバーとして、日本で唯一選任されている。
同社グループは、サステナビリティ経営を通じ、『誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会』の実現を目指して、「人」「地域社会」「地球環境」の3領域で、社会課題解決への貢献に取り組んでいる。
TISFDは、「人々のWell-being」に関する影響・依存とリスク・機会の情報開示の枠組みを構築することを目的とし、不平等問題をはじめとする社会課題に関する企業の影響や財務リスクを特定、評価できるように支援することが期待されている。日本生命としては、このような社会課題の重要性や、同社グループのサステナビリティ経営のさらなる高度化等について総合的に勘案のうえ、今般、アライアンスに加盟することとした。
今後は、TISFDのアライアンスへの加盟を通じ、同社グループのサステナビリティ経営の高度化を進めるとともに、同社役員のSteering Committeeへの参画を通じ、グローバルなルールメイキングに貢献していく。
※2021年7月から、木村武氏は国連責任投資原則(PRI: Principles for Responsible Investment) の理事を務めている。
<木村武氏の経歴について>
東京工業大学大学院修了工学博士、米国イリノイ大学大学院修了経済学修士
1989年4月 日本銀行 入行
(2003年~2004年、米国連邦準備制度理事会FRBに出向)
2013年4月 日本銀行松江支店長
2015年6月 同行金融機構局審議役
2018年11月 同行決済機構局長
2020年9月 日本生命保険相互会社 入社
2022年3月 同社執行役員 財務企画部審議役兼総合企画部審議役
2023年3月 同社執行役員 調査部、財務企画部副担当 サステナビリティ企画室審議役
2024年3月 同社執行役員 調査部、財務企画部副担当 サステナビリティ経営推進部審議役
現在に至る

関連記事(保険業界ニュース)

生保

日本生命、出向者による不適切な手段での情報取得事案に係る役員の処分等について

生保

ニッセイ・ウェルス生命、出向者による不適切な手段での情報取得事案に係る役員の処分

生保

日本生命、独立行政法人住宅金融支援機構が発行するグリーンMBSに投資

生保

オリックス生命、「人と人」「人と組織」の組み合わせに着目した人材配置AI予測モデルを開発

損保

MS&ADホールディングス、子会社三井住友海上による孫会社設立

損保

SOMPOホールディングス、国内グループ会社30社以上・社員最大約5万人を対象とした株式報酬制度を導入

損保

三井住友海上、アセットマネジメント会社Barings社に出資

生保

かんぽ生命、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果を公表

生保

かんぽ生命、立会市場における取引による自己株式の買付け開始

生保

第一生命ホールディングス、株式報酬制度に関する業績連動型株式報酬としての新株式発行についての払込完了

関連商品