明治安田生命、2024年度(第42回IT賞」で「IT賞(マネジメント領域)」を受賞
明治安田生命は、公益社団法人企業情報化協会(以下、IT協会)(注)が主催する「2024年度(第42回)IT賞」において、3年連続で「IT賞(マネジメント領域)」を受賞した。
今回の受賞は、「同社版ChatGPT『AIアシスタント』の利用拡大と個別業務への生成AI実装による業務効率化の実現」の取組みが評価されたもの。
同社はこれからも、デジタル技術の積極的な活用を通じて、人とデジタルが融合した「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」の実現に向け取り組んでいく。
(注)企業の情報化に関する調査研究および開発を行ない、その成果の普及並びに実施を促進することにより、わが国の社会・経済および産業の健全な発展に寄与することを目的とした協会
■評価された内容
同社は、業界に先駆けて明治安田版ChatGPT「AIアシスタント」を展開したほか、「コミュニケーションセンターの応対メモの作成」等3つの個別業務に生成AIを実装した。
「AIアシスタント」の導入当初は利用率が伸び悩んだものの、活用ガイドブックの作成や勉強会・コンテストの開催に加え、簡単に精度の高いアウトプットの生成が可能なテンプレートを用意したほか、ファイルアップロード機能を追加する等の対応策を実施した結果、利用率が大きく増加した。
個別業務への生成AI実装においても、各作業を一定程度自動化したほか、対応の均質化にも成功している。生成AIの活用にいち早く着手した点や、普及に向けた各種施策、マネジメントや風土改革への努力が、他の企業の参考になると評価された。