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日本生命、介護サービスの共創に向け株式会社ゼストへ出資

日本生命は、介護業界におけるDX推進を実現するため、ニッセイ・キャピタル株式会社(以下「ニッセイ・キャピタル」)が設立したファンド「ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合」を通じて、株式会社ゼスト(以下「ゼスト社」)への出資を実施した。
ゼスト社は、介護業界において、人手不足が深刻な課題である在宅医療・介護事業者向けに、AIによる訪問スケジュールの自動作成およびスケジュールの最適化ツール『ZEST』の提供を手掛け、介護事業者の働き方改革の実現と、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。また、2040年の超高齢化社会を見据え、サービス利用者の家族に向けたアプリケーションの開発・提供を通じた業界変革を目指している。
日本生命は、2024年6月に株式会社ニチイホールディングス(以下「ニチイHD」)をグループに迎え入れ、様々な安心を提供する「安心の多面体」としての企業グループになることを掲げている。ニチイHDが手掛ける介護・保育・医療のサービス提供に加え、今後は、各事業における業界の課題解決に向けたソリューションを提供する事業モデルの確立を目指している。
今回の出資を契機に、介護事業者の生産性向上、介護業界で働く人々の負担軽減の実現に加え、ゼスト社が開発予定の介護サービス利用者家族向けアプリケーション等も活用し、介護サービス利用者および家族の満足度向上を目指す。
日本生命およびニッセイ・キャピタルは、今後も国内スタートアップ市場の成長支援を通じた日本経済の活性化に貢献するとともに、「誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会」の実現に向かう「安心の多面体」としての企業グループを目指す取り組みの一環として、介護領域における生産性・持続性の向上や、介護サービスの満足度向上に取り組んでいく。
<ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合の概要>
1.名称:ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合
2.設立日:2024年6月17日
3.ファンド総額/期間:50億円/15年間
4.運用者:ニッセイ・キャピタル株式会社
5.投資対象:国内スタートアップ企業

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