生保文化センター、「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」を公表
生保文化センターは、「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」を取りまとめ、公表した。
この調査は、一般家庭における生命保険の加入実態および生命保険・生活保障に対する考え方を把握することを目的として、1965(昭和40)年以降3年ごとに実施している調査である。前回調査までは2人以上世帯を対象としていたが、国内世帯の3分の1が単身世帯となっているといった世帯構造の変化を踏まえ、今回より単身世帯を対象とする調査もあわせて実施している。
今回の主な調査結果は以下のとおりである。
・生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は2人以上世帯では89.2%と前回調査とほぼ同水準、単身世帯では45.6%
・2人以上世帯における民保加入世帯の医療保険の世帯加入率は95.1%、前回調査と比べ1.5ポイント増加
・2人以上世帯における世帯普通死亡保険金額は平均1,936万円であり、引き続き低下傾向
・2人以上世帯における生命保険(個人年金保険を含む)の世帯年間払込保険料は平均35.3万円と前回調査とほぼ同水準
・個人年金保険の世帯加入率は2人以上世帯では23.2%、単身世帯では18.0%
・期待できる経済的準備手段は、2人以上世帯では、「万一」と「入院」では「生命保険」が最も多いが、単身世帯はどの保障領域においても「預貯金・貸付信託・金銭信託」が最も多い
・直近加入契約の加入チャネルで最も多いのは、2人以上世帯、単身世帯ともに「生命保険会社の営業職員」
・加入意向のあるチャネルは、2人以上世帯では「生命保険会社の営業職員」が27.3%と最も多いのに対し、単身世帯は「通信販売」が35.2%と最も多い