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生保各社、2023年度決算を発表

生保各社は2023年度決算を発表した。
■アクサ生命
収入指標
・保険料収入は、前年同期比10.1%増の7,718億円(保険料等収入は前年同期比10.2%増の8,885億円)となった。
収益指標
・基礎利益は、前年同期比23.7%増の804億円となった。
・当期純利益は、前年同期比41.1%増の572億円となった。
財務の健全性
・ソルベンシー・マージン比率は、2022年度末の655.1%から47.6ポイント減少し、607.5%となった。
アクサ生命は、お客さまや地域社会の皆さまにとって大切なものを守り、より良い未来のために行動していく。
■朝日生命グループ※の決算(案)のポイント(※グループ:朝日生命+なないろ生命)
・グループの保険業績(新契約)は366億円となり、前年度実績341億円を上回った。
朝日生命単体では、192億円と前年度実績202億円を下回った。
なないろ生命では、一昨年度発売の商品と、昨年6月に発売した商品の販売が好調に推移し、174億円と前年度実績138億円を大きく上回った。
・グループの基礎利益は304億円となり、前年度と比べ241億円増加しました。
朝日生命単体では、新型コロナウイルス感染症によるみなし入院給付金の減少(=保険関係損益の増加)や、外債の残高削減等を通じた為替ヘッジコストの減少(=利差損益の改善)等により、前年度から289億円増加し、423億円となった。
なないろ生命では、事業規模拡大等に伴う事業費増加を主因として、前年度から48億円減少し、△118億円となった。
・逆ざや負担の軽減を通じ、お客様への保険金等の支払余力の向上等を図る観点から、463億円の追加責任準備金の積み立てを実施した。
朝日生命の主な取組みについて(トピックス)
・個人保険等について一部増配
新型コロナウイルス感染症の給付金支払いが落ち着き、今後も危険差益が安定的に推移する見込みであることから、医療保険を対象に増配。対象件数は約100万件・増配額は約6億円。
・「初期介護一時金特約」を発売
2024年4月に、公的介護保険制度の「要介護1以上」と認定された際に一時金を支払う「初期介護一時金特約」を発売。
■アフラック生命
(1)選常収益
保険科等収入が前年度比0.1%増加し、資産選用収益及びその他経常収益も増加したため、経常収益は同9.2%増の2兆3,069億円となった。
(2)経常利益
責任準備金等繰入額は減少したものの、主に資率運用費用が前年度比67.1%増加したため、経常費用は増加した一方、前述のとおり経常収益が増加したことにより、経常利益は同20.9%増の6.020億円となった。
なお、当期純利益は同20.1%増の1,259億円となった。
(3)基礎利益
保険金等支払金及び資産運用費用が増加したものの、保険料等収入や利息及び配当金等収入が増加したこと等により、基礎利益は前年度比20.6%増の4,531億円となった。
3.資産等の状況
(1)ソルベンシー・マージン比率
支払い余力の程度をホナソルベンシー・マージン比率は、前年度比246.5ポイント増の1,135.6%となった。
(2)総資産
総資産は前年度末比で0.9%増加し、13兆926億円となった。
■住友生命グループ
・新契約年換算保険料
グループ※13242億円 +16.6%
国内事業 1281億円 +0.2%
住友生命 1081億円 ▲1.2%
メディケア生命 200億円 +8.6%
海外事業(シメトラ※2) 1961億円 +30.6%
・保有契約年換算保険料
グループ※3 3兆4490億円 +13.4%
国内事業 2兆3626億円 +0.7%
住友生命 2兆2627億円 +0.1%
メディケア生命 998億円 +16.8%
海外事業 1兆0863億円 +55.8%
シメトラ※2 8214億円 +17.8%
シングライフHD※4 2649億円 -
・保険料等収入
グループ※6 2兆6442億円 +2.4%
国内事業 2兆3088億円 ▲0.1%
うち住友生命 2兆1828億円 ▲1.5%
うちメディケア生命 1255億円 +33.4%
海外事業(シメトラ※2) 3353億円 +23.2%
・基礎利益
グループ※7 3056億円 +16.9%
国内事業 2682億円 +30.1%
住友生命 2617億円 +10.7%
メディケア生命 64億円 -(+366億円)
海外事業(シメトラ※2他) 434億円 ▲29.3%
※1住友生命、メディケア生命、シメトラの合算。
※2為替レートは、2022年度:1米ドル=132.70円、2023年度:1米ドル=141.83円にて換算。
※3住友生命、メディケア生命、シメトラ、シングライフHDの合算。
※4為替レートは、2023年度:1シンガポール・ドル=107.48円にて換算。
※5前年度末(2022年度末)にはシングライフHDの数値は非計上。
※6連結保険料等収入。
※7住友生命とメディケア生命の基礎利益、シメトラの税引前利益、シングライフHD・バオベトHD・BNIライフ・PICC生命の税引前利益の同社持分相当額を合算し、一部の内部取引調整等を行い算出。なお、シングライフHDは子会社化前の持分比率を適用。
■フコク生命
(単位:億円、%)
保険料等収入 4,914 93.4%
資産運用収益 2,731 116.4%
保険金等支払金 4,658 92.3%
資産運用費用 867 95.2%
経常利益 493 151.8%
総資産 76,418 105.8%
2023年度は、新型コロナウイルスに係る給付金支払の収束や利息及び配当金等収入の増加により、基礎利益は前年度に比べ大きく増加し930億円となった。健全性の指標についても、ソルベンシー・マージン比率は1,147.0%と高水準であり、オンバランスの自己資本も719億円増加して1兆693億円となり、引き続き強固な財務基盤を維持している。
■フコクしんらい生命
主要業績の概況
1.業績の状況<個人保険分野(個人保険と個人年金保険の合計)>
[契約高(保険金ベースの指標)]
新契約高は、「利率更改型一時払終身保険」の販売が好調に推移し、前年度比119.3%の3,071億円となった。また、保有契約高は前年度末比105.2%の2兆3,325億円となった。
[年換算保険料(保険料ベースの指標)]
新契約年換算保険料は前年度比113.0%の174億円、保有契約年換算保険料は前年度末比99.2%の1,787億円となった。
2.損益の状況
経常利益は35億円、当期純利益は14億円となった。また、保険本業の期間収益を示す基礎利益は65億円となった。
3.ソルベンシー・マージン比率
保険金等の支払能力の状況を示すソルペンシー・マージン比率は、997.0%と引き続き十分な水準を維持している。
≪同社の格付≫保険金支払能力格付:AA 日本格付研究所(JCR)2024年5月1日現在
■明治安田生命
●グループ保険料(除く再保険収入)3兆3,331億円
前年度比:3,282億円減(△9.0%)
・外貨建一時払商品の販売量減少により減収となるも、3兆円を上回る水準を確保
●グループ保険料 3兆3,432億円
前年度比:3,269億円減(△8.9%)
●グループ基礎利益 5,610億円
前年度比:1,592億円増(+39.6%)
・コロナ関連の支払い減少、外貨建保険の標準責任準備金の積立負担減少、円安による運用関係損益の増加等により大幅増益
●グループESR220%程度(速報値)オンバランス自己資本 4兆3,685億円
グループESR前年度末比:約15ポイント増
オンバランス自己資本前年度末比:1,204億円増
・健全性を示す指標は、いずれも高い水準を維持
●2024年度業績見通し
・グループ保険料(除く再保険収入)は「増収」、グループ基礎利益は「減益」の見通し
■メットライフ生命
決算概況
・新契約年換算保険料は、1,404億円(前年度比+3.3%)
・保険料は、2兆6,487億円(前年度比+11.3%)
・保有契約件数は、947万件(前年度末比△0.2%)
・基礎利益は、2,942億円(前年度比+75.4%)
・ソルベンシー・マージン比率は、725.1%(前年度末比△0.3ポイント)

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