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T&Dホールディングス、2024年3月期決算を発表

T&Dホールディングスは、グループ各社の2024年3月期決算を発表した。
・グループ修正利益は、国内生命保険事業における新型コロナ関連の支払減少等の保険収支改善等により前期から増加。国内生命保険事業の契約業績は、主力商品の販売好調により堅調に推移。
・2025年3月期の1株当たりの配当金(予想)は2024年3月期より10円増配の80円、10期連続の増配予定。
1.収益関係
・グループ修正利益
主に国内生命保険事業における新型コロナ関連の支払減少等の保険収支改善等により、前期から+132億円となる1,035億円(前期比+14.7%)。
・親会社株主に帰属する当期純利益
前期に海外再保険関連会社(フォーティテュード社)で米国金利上昇に伴う多額の一時的な評価性損失等が発生した反動により、前期から+2,309億円となる987億円。
2.MCEV・新契約価値
・生命保険会社の企業価値を評価する指標のひとつであるGroupMCEVは、新契約価値の積上げおよび内外株価上昇・国内金利上昇等により前年度末から+5,530億円となる38,844億円。
・今期に販売した保険契約(転換契約を含む)から将来生じる利益を現在価値に換算した新契約価値は、太陽生命での代理店チャネルにおける販売減少および医療ニーズの高まりの反動により3社合算で前期から△52億円となる1,617億円。
3.健全性指標等
・グループ連結のソルベンシー・マージン比率は、内外株価上昇等により前年度末から+75.6ptとなる995.7%。監督当局による早期是正措置の基準となる200%を上回っており、十分な健全性を維持。
・同グループの内部管理モデルに基づき算出したグループ連結のESRは、前年度末から+22ptとなる252%。
4.契約業績
・太陽生命での医療ニーズの高まりの反動があった一方、一時払商品の販売増加や、対面・非対面を融合したハイブリッド型営業およびお客さまニーズに丁寧に対応したコンサルティング営業の推進等による主力商品の販売好調により、新契約年換算保険料は、3社合算で前期から+474億円となる1,983億円、保有契約年換算保険料は、3社合算で前年度末から+686億円となる16,336億円。
5.保険料等収入・基礎利益
・保険料等収入は、主力商品の販売好調等により、3社合算で、前期から+2,957億円となる24,641億円。
・基礎利益は、為替ヘッジコストの増加等があった一方、新型コロナ関連の支払減少等により、3社合算で、前期から+327億円となる1,258億円。

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