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第一生命ホールディングス、米国子会社プロテクティブ社によるShelterPoint社を買収

第一生命ホールディングスの米国子会社であるProtective Life Corporation(以下、「プロテクティブ社」)は、米国で団体保険事業を展開するShelter Point Group,Inc.(以下、「Shelter Point社」)を同社株主から買収することを決定し、買収契約を締結した。今後、日米監督当局による認可等を前提として、プロテクティブ社における2024年度第4四半期(2024年10月-12月)を目処とした買収手続完了を予定している。
Shelter Point社は米国で1972年に創業され、ニューヨーク州等で企業・団体に加入が義務付けられているDisability Benefits Law insurance(短期所得補償保険、以下「DBL」)やPaid Family Leave insurance(有給休暇補償保険、以下「PFL」)、Paid Family and Medical Leave insurance(DBLとPFL双方の補償範囲を兼ね備えた有給休暇補償保険、以下「PFML」)の販売・引受を主に行っており、ニューヨーク州ではDBL・PFLにおいてリーディングポジションを確立している。本件買収は、プロテクティブ社にとっては新規の事業ライン獲得であり、事業分散・収益安定化に寄与するものと考えている。またPFMLの採用州は今後も増加する見込であり、更なるお客さま基盤の拡充が期待される。
プロテクティブ社は、伝統的な生命保険事業、個人年金事業等のリテール事業に加え、買収事業に強みを持ち、2015年2月に同社グループの一員となって以降も、米国GenworthFinancial,Inc.からの定期保険ブロックの買収(2016年)、米国United States Warranty Corp.の買収(2016年)、米国Liberty Life Assurance Company of Bostonの個人保険・年金ブロックの買収(2018年)、米国Great-West Life & Annuity Insurance Companyの個人保険・年金ブロックの買収(2019年)、米国Revolos(2021年)、米国AUL(2022年)等をそれぞれ実現した。今回の買収は、プロテクティブ社にとって通算60件目の買収案件となる。
同社は今後も、北米事業を同社海外事業の中核に据えると共に、プロテクティブ社を米国における同社グループの成長プラットフォームとして位置づけ、同社による買収事業・リテール事業双方の規模拡大を通じた北米における更なる成長と収益拡大を目指していく。

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