第一生命、「RE100(100%再生可能エネルギー化)」達成企業に認定
第一生命は、RE100運営元のThe Climate Groupが刊行する「RE100 Annual Disclosure Report2023」にて、2022年度実績におけるRE100の達成率が100%と公表された。これにより、同社の事業活動で消費する電力として調達する再生可能エネルギー電力が、RE100の基準に準拠していることが認められ、正式にRE100達成企業となった。
RE100について
■「Renewable Energy100%」の略称で、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアティブ
■CDPとのパートナーシップの下、The Climate Groupが運営
■日本の加盟企業のうち2022年度実績におけるRE100達成企業は同社を含む2社のみ*1
同社は、2019年に国内生命保険会社として初めてRE100に加盟し、ネットゼロの実現に向けた取組みを強化するために、「2023年度までにRE100を達成する方針」を策定した。LEDの導入や設備改修等による省エネ取組みを継続的に推進させたほか、オフサイトコーポレートPPAサービス*2の利用、電気需給契約の見直しや非化石証書等の環境価値3の活用を通じて再エネ取組みを積極的に推進したことで、1年前倒しで目標を達成した。
今後もRE100の維持や、長期安定的な再エネ電力の確保に向けて取り組むとともに、気候変動への対応を進めていく。
*1 RE100 Annual Disclosure Report2023のデータを参照。
*2 電力需要施設と離れた土地に同社専用の太陽光発電設備を設置し、発電した電気を環境価値とともに電力需要施設に送るというスキームを活用した電力調達の方法。同社は本邦金融機関として初めてサービス契約を締結。
*3 再生可能エネルギー等非化石電源由来の電気には、電気そのものの価値に加え、温室効果ガスを排出しないという「環境価値」を有している。これを証書化したものが「グリーン電力証書」や「非化石証書」。