新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、【インパクト投資】インスタリム株式会社に1億円投資

第一生命は、開発途上国で3Dプリント義肢装具および装置、材料の開発、製造、販売を行う国内ベンチャー企業のインスタリム株式会社(以下「インスタリム」)に対し、ESG投融資の一環であるインパクト投資として1億円の投資を実施した。
【本投資の概要】
●インスタリムは、フィリピン、インドにて低・中所得者層向けに、3Dプリンターを用いて義肢装具を製造・販売している国内ベンチャー企業。なお、3Dプリント義足の商用化はインスタリムが世界初。
●インスタリムが独自に開発した専用CADソフトと3Dプリンターを活用することで、義肢装具提供にかかる時間を、職人の手製造による従来方式と比較し、2~3週間程度から24時間以内へと大幅に短縮。また、義肢装具一本あたりの価格も、従来方式の1/10となる5~8万円に低減。
●AI技術を用いて、数千人の脚の切断面データから患者一人一人の断端部に合う形状のソケット4を製造することが可能なため、フィット感の高い高品質な義肢装具を実現。
●義肢装具は、職人の手製造が一般的であり、供給量を増やすことが難しい上に価格も高いため、開発途上国で普及が進んでおらず、需要と供給に大きなギャップが存在する。インスタリム製品の普及により、肉体労働で生計を立てることが多い開発途上国の低・中所得者層が、脚を失ったとしても復職可能となり、経済的自立や生活水準向上への貢献が期待される。
【主な社会的インパクト】
●開発途上国の人々の復職・QOL向上に貢献
低価格かつ高品質な義肢装具の製造・販売を通じ、低・中所得者層の経済的自立や生活水準向上を実現
●開発途上国の人々の復職・QOL向上に貢献
低価格かつ高品質な義肢装具の製造・販売を通じ、低・中所得者層の経済的自立や生活水準向上を実現インスタリム株式会社代表取締役CEO徳島泰氏は以下のように述べている。
「インスタリム株式会社は、開発途上国を中心に9千万人以上存在する、義肢装具を購入できずに貧困等に喘ぐ障害者に、義肢装具を販売している。2019年に先ずはフィリピンで、2022年からはインドで事業をスタートさせ、既に2,700人に義足を提供しました。
開発途上国では義足を入手した人の8割以上が仕事を得られると言われており、義足提供は、脚を失った本人のみならず、その家族なども貧困等の困難から救い出すことができ、また社会に経済人口を増やす貢献ともなります。私たちはこれまで手付かずであったこの深刻な社会問題を解決することを目指し、事業を進めてまいります。」

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、営業員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化に向けた取組み状況を公表

生保

第一生命、全国市民ランナー応援プロジェクト「RunwithYou」2024年度スタート

生保

第一生命、「RE100(100%再生可能エネルギー化)」達成企業に認定

生保

第一生命、国内金融機関で初となるWELL認証最高ランク「プラチナ」を取得

生保

第一生命、同社初となる、「DLサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク」に基づく融資を実行

生保

第一生命、「都市の緑3表彰」の支援と募集開始

生保

第一生命ホールディングス、第一生命と第一フロンティア生命における責任投資の中期取組方針(2030年3月迄)を策定

生損

明治安田生命、損保ジャパン、第一生命、今年も全国104万人の新小学一年生へ「黄色いワッペン」を贈呈

生保

第一生命、第35回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表

生保

第一生命、ブレイキン日本代表Shigekix(半井重幸)選手との所属契約を締結

関連商品