住友生命、GX経済移行債「クライメート・トランジション利付国債」へ投資
住友生命は、2月15日に入札が行われた日本政府が発行するGX経済移行債※1「クライメート・トランジション利付国債」(以下「本債券」)へ投資を実行した。本債券は、脱炭素社会への移行を目的に発行される世界初の国債となる。
産業の競争力を強化しつつ、2050年カーボンニュートラルの目標を達成するため、今後10年間で150兆円超の官民投資が必要であるとされている。本債券は、「GX推進法」※2に基づき発行され、今後、民間からの投資を拡大させる呼び水となることが期待されている。
具体的には、非化石エネルギーの拡大、製造業における産業構造の転換や省エネの推進、脱炭素化に資する新技術の研究開発等に対し、国による先行投資の実施に活用される見込みである。
同社は、日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラル実現のためには社会全体でのトランジションの推進が重要であるとの考えのもと、本債券への投資を決定した。
※1 GXとはグリーントランスフォーメーションの略で、化石燃料の使用を削減し、クリーンエネルギー中心の社会へと転換させる取組みを指す。
※2「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律」を指す。
同社は、資産運用を通じて、環境・社会へのポジティブなインパクトの創出に取り組んでおり、中長期の安定的な運用収益確保に加え、脱炭素および持続可能な社会の実現に貢献していく。