三井住友海上プライマリー生命、仮想空間(メタバース)での金融機関交流会を開催
三井住友海上プライマリー生命は、DX取組みの一環として、仮想空間(以下、メタバース※)を会場とした金融機関の人事部門の担当者向けの交流会を1月30日に開催した。
※メタバースとは、インターネット上の仮想空間のことである。3次元で構成された仮想空間の中で、自分自身の分身であるキャラクター(アバター)を介して自由に動き回り、他者と交流し様々なことを体験できる。
全国の異なる地域に拠点を置く金融機関の人事部門の担当者が、人財育成や働き方に関する課題や事例をメタバース上で共有し、意見交換をしました。メタバースの特性を活かすことで、従来のWeb会議システムでは難しかった複数人同時の会話など、スムーズなコミュニケーションが実現できた。
参加者からは、「東京や大阪などの会場へ移動することなく、離れた地域の担当者と有意義な意見交換ができた」「アバターを通じた会話によって一体感を感じ、ディスカッションが盛り上がり、今後の業務のヒントを得ることができた」といった声が寄せられた。
同社はこれからも、研修や交流の機会においてメタバースの効果的な活用を検討していく。また、デジタル技術を活用した取組みを通じて金融機関代理店の課題解決を支援していく。
<メタバースを活用した交流会の概要>
若手人財の定着化や幹部の育成、柔軟な勤務を支援する制度の拡充などといった課題解決に役立てることを目的に開催し、全国8金融機関から合計13名が参加した。
参加者は、タブレット端末等から同一の仮想空間にアクセスし、自身の分身となるアバターの姿となって、3次元で構成された広間や会議室を移動しながら、「人財育成」と「多様な働き方」をテーマにグループワークを行った。また、自由交流の時間も設け、対面での研修と同様に別のグループの参加者と自由に会話をすることができた。
【メタバースを活用するメリット・得られる効果】
コミュニケーションの気軽さ:リアルで相手と向き合うときよりも、アバター同士として対話する方が障壁が低く、気軽にコミュニケーションが可能
能動的な行動:自分から能動的に動くことにより、想定していない新たな体験が得られる。
体験による記憶:PCの画面を見ているときの人は、映像や文字の情報を取得するが、メタバースでは、見たり聴いたりすることを「体験」として記憶するため、より鮮明な記憶として残る。