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第一生命ホールディングス、資産運用立国の実現に向けた第一生命グループの取組みを公表

第一生命ホールディングスは1月23日、先般政府より公表された「資産運用立国実現プラン」を踏まえ、資産運用立国の実現を後押しする同社グループの取組みについて公表した。
1.はじめに
同社グループは、1902年の創業以来、「一生涯のパートナー」としてお客さまの家計の安定化に向けた最適なソリューションを提供すべく、生命保険商品(保障性・貯蓄性)や企業年金制度運営のサポートなど様々な商品・サービスを展開してきた。また、機関投資家としてお客さまより預かった保険料等を長年にわたり運用してきた。
「資産運用立国実現プラン」では、資産運用業とアセットオーナーシップの改革を中心に、その恩恵が最終的に家計に還元されるサイクルとしてインベストメントチェーンの考え方が示されている。
同社グループは、家計の安定的な資産形成を支える商品・サービスをお客さまに届ける保険グループとして、またアセットオーナーおよびアセットマネジャーとして、さらには自らも上場し金融・資本市場を構成する主体の1つとして、数ある金融機関の中でも特にインベストメントチェーンを網羅する役割・責任を持つとの認識のもと、そのあらゆる側面から資産運用立国の実現に積極的に取り組んでいく。
(1)「家計の安定的な資産形成」「顧客本位の業務運営の確保」
中核事業である生命保険事業は、お客さまの病気等に起因する世帯収入の減少や支出の増加といった家計資産の棄損リスクを下支えする役割(保障性商品)に加え、将来の家計資産を形成する役割(貯蓄性商品)も担うという点で、「家計の安定的な資産形成」に総合的に貢献できる事業であると考えている。また、社会環境の変化や技術革新に伴いお客さまのニーズが多様化する中で、近年では生命保険商品にとどまらず、お客さまの抱える課題解決に資する手段を提供するべく、資産承継領域や健康・医療分野などへ事業領域を拡大している。
「一生涯のパートナー」として、お客さまのライフプランをもとにした生涯設計コンサルティングを通じて将来の姿を含めたお客さまの家計を見える化し、生命保険、投資信託など包括的な金融商品・サービスを届けることで、人生100年時代において経済面でも安心して人生を豊かに送ることができるFinancialwell‐beingの実現に貢献していく。
(2)「アセットオーナーの機能強化」「資産運用業(アセットマネジャー)の高度化」
同社グループは、お客さまから預かった、国内で50兆円にせまる保険料等を運用するアセットオーナーの立場と、他のアセットオーナーから家計まで幅広いお客さまへ最適なソリューションを提供するアセットマネジャーの立場の両面で、お客さまの期待に応える資産運用収益の獲得・最大化に努め、その成果を市場や家計に還元していく役割を担っていると認識している。
資産運用手法・商品のさらなる多様化・高度化に取り組み、生命保険会社としての事業特性を踏まえた長期・安定的な運用収益獲得を通じて家計資産への還元につなげていく。
(3)「企業の持続的な成長」「金融・資本市場の機能向上」
同社グループは、国内有数の機関投資家として、金融・資本市場の活性化や環境・社会課題の解決に取り組んでいく責務があるものと考えている。
アセットオーナーとして、生命保険事業の特性から、より中長期の資金供給を担えるとの特徴を活かし、投融資先企業との対話を含むスチュワードシップ活動、ESG投融資、成長分野への積極的な資金供給を通じて、持続可能でレジリエントな環境・社会の実現に取り組んでいく。
またアセットマネジャーとしても、資産運用ケイパビリティの高度化・多様化を推進し、責任ある投資家としての取組みを通じて、資産運用立国の実現に貢献していく。

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