新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

日本郵政、日本郵便、かんぽ生命、業務改善計画の進捗状況を公表

日本郵政、日本郵便およびかんぽ生命は、12月15日、業務改善命令(2019年12月27日)に基づく業務改善計画の進捗状況(2023年11月末時点)を総務省および金融庁に報告した。
業務改善計画については、引き続き同社グループの最重要課題の位置付けとして、全役職員が一丸となって取り組んでいく。
1かんぽ生命の契約調査の結果(一部抜粋)
(1)特定事案調査の進捗状況
特定事案調査については、お客さま約15.6万人に対し、郵送・架電・訪問により、申込時の募集状況の確認や契約復元等の意向確認を行い、お客さま都合によるもの等を除き、2020年3月末でお客さま対応が完了している。お客さま都合によるもの等についても、引き続き丁寧な対応を実施している。
(2)特定事案調査の募集人調査の進捗状況
特定事案調査の募集人調査については、病休等により調査ができないものを除き判定が完了している。法令違反が認められた人数は415人、社内ルール違反が認められた人数は2,215人となっている。また、募集人処分としては、業務廃止が76人(他事案13人(*)、退職者等47人の業廃相当含む)、1か月から6か月の業務停止が1,002人、2週間または3週間の業務停止が1,550人、不服申立期間中など処分判定中が2人となっている。
*他事案13人は、多数契約調査のうち2019年より実施している事案10人、その他お客さまの声等から発覚した事案3人
(3)全契約調査の進捗状況
全契約調査については、お客さま約1,900万人に対して、返信はがきを同封した書面により意向確認を行い、100万通を超える回答を受領し、お客さま都合によるもの等を除き、お客さま対応が2020年3月末に完了している。お客さまからの契約復元措置等の要望など、お客さま都合によるもの等についても、不利益回復に係る対応を実施する等、引き続き丁寧な対応を実施していく。
(4)全契約調査の深掘調査の進捗状況
①多数契約調査の進捗状況
深掘調査の多数契約調査については、お客さま都合によるもの等を除き、お客さまへの対応は完了している。お客さま都合によるもの等についても、引き続き丁寧な対応を実施している。
2020年2月から優先的に対応を開始したお客さま(897人)(*1)に加え、優先対応以外のお客さま(5,532人)(*2)について調査を進めており、2023年11月30日時点で契約内容の確認が完了したお客さまが6,428人(100%)(*3)、そのうち2,821人(44%)のお客さまが契約復元措置等を希望され、2,821人(44%)のお客さまについて契約復元措置等が完了している。
*1.過去5年間(2014年4月から2019年3月までの間を指す。以下同じ。)で新規契約を15件以上加入し、その半数以上が消滅したもの
*2.過去5年間で新規契約を10件以上加入し、その3割以上が消滅したもの
*3.再案内送付分を含む

関連記事(保険業界ニュース)

損保

SOMPOホールディングス、子会社のSOMPO Light Vortex株式会社による株式会社農業総合研究所株券等に対する公開買付け開始

損保

MS&ADホールディングス、(開示事項の変更)三井住友海上による孫会社設立に関して

損保

MS&ADホールディングス、三井住友海上による国内劣後特約付無担保社債の期限前償還について

生保

かんぽ生命、国内上場企業の中小型株を対象としたインパクトファンドの運用を開始

生保

アフラック生命、日立、GlobalLogicが日立の従業員約3,000人を対象とした、「職域版キャンサーエコシステム」の効果検証を完了

生保その他

日本郵政グループ、非公開金融情報の適切な取り扱いの確保に向けた取組等について

生保その他

日本郵政グループ、一時払終身保険等の販売に係る認可取得前の勧誘について

生保

かんぽ生命、「第12回全国小学校ラジオ体操コンクール」入賞チーム決定

生保

第一生命ホールディングス、CDP2025気候変動調査で最高評価「Aリスト企業」に選定

生保

かんぽ生命、一時払終身保険の保険料率改定

関連商品