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明治安田生命、「健康」に関するアンケート調査を実施~コロナ5類移行に伴う社会の変化が身体と心の健康に大きく影響

明治安田生命は、厚生労働省が毎年9月に実施している「健康増進普及月間」にあわせ、「健康」に対する意識や取組み等についてアンケート調査を行った。
■1.コロナ5類移行に伴う社会の変化と健康について
(1)健康に対する意識の変化
●健康に対する意識が“守り”から“攻め”へと変化
・コロナ5類移行後に「健康への意識が高まった」人は3人に1人以上(34.9%)と、コロナ禍において健康の大切さを実感した影響からか、健康に対する意識が高まっている結果に
・健康を意識した行動については、昨年までは「手洗い・消毒」など感染対策の割合が最も高かったのに対し、今年は「食事・栄養」「睡眠」「運動」など生活・運動習慣の割合が大幅に増加
・感染しないようにという“守り”の意識から、今よりもっと健康になりたいという“攻め”の意識へと変化!
コロナ禍で始めた運動、8割以上が継続中!
・コロナ禍中に健康づくりのための運動を開始した人は約4割(38.4%)。そのうち8割以上(85.1%)の人が、コロナ5類移行後も継続
・継続している運動で最も多いのは「ウォーキング・ジョギング等」(92.0%)、次いで「サイクリング」(89.2%)、「ゴルフ」(88.8%)
・これら継続している運動のキーワードは“ソーシャルディスタンス”と“解放感”!継続しやすい運動は、コロナが明けてもソーシャルディスタンスが必要か?
(2)体重の変化
●“コロナ太り”がピークアウト
・「1年前より体重が増えた」人は約5人に1人(22.9%)だったが、2020年以降増え続けていた「1年前より体重が増えた」人の割合が、初めて減少に転じ、“コロナ太り”がピークアウト!
・運動習慣の定着に加え、行動制限の解除や出社・通学の頻度が増え、日常生活で体を動かす機会が多くなったことが影響か?
・一方で、年代別に見ると、30~40代女性は体重増加の傾向が。40代女性の31.7%、30代女性の30.4%と、3割以上の人が「1年前より体重が増えた」と回答。体重が増えた理由として、「ストレスが増えたから」と回答した人が他の年代より高く、ストレス増加が体重の変化に影響か?
(3)ストレスの変化
●“人とのつながり”に対する価値観が二極化
・コロナ5類移行という大きな社会の変化がストレスに影響!ストレスに変化があった人(増えた/減った)は約3割(28.4%)
・「ストレスが減った」人は13.1%で、減った理由として最も多かったのは「人と会う機会が増えたから」(48.0%)。出社や会食が増えたことなどにより、対面で“人とのつながり”が持てるようになったことがストレス軽減に好影響!
・年代別に見ると、20代女性(18.3%)、30代男性(16.0%)、40代女性(14.9%)の順に、ストレスが減った人の割合が高い結果に
・一方で、「ストレスが増えた」人は15.3%で、増えた理由として最も多かったのは「人と会う機会が増えたから」(46.8%)。コロナ禍で生まれた距離感に慣れたためか、“人とのつながり”が増えることがかえって負担に感じる人も
・年代別では20代女性(22.8%)、40代女性(22.6%)、40代男性(20.6%)の順に、ストレスが増えた人の割合が高い結果に
・人と会う機会が増えたことが、プラスにもマイナスにも働いていることがわかる結果に。コロナ禍を経て、“人とのつながり”に対する価値観が二極化?
●若手社員・上司世代ともに飲み会がストレス?
・ストレスが増えた理由について、年代別に見ると、特に20代男性・50代男性で、「会食・飲み会が増えたから」と回答した割合が他の年代より高く、“飲み会ストレス”を感じている結果に
・会社の上司や部下、同僚との飲み会、取引先との飲み会…など、コロナ5類移行に伴う制限解除等により仕事関連の飲み会・会食が増えたことが、若手社員・上司世代のストレスに繋がっている?
●シニア世代で、社会とのつながりが希薄化?
・ストレスが増えた理由について、年代別に見ると、シニア世代(70代)で「人と会う機会が減ったから」(31.0%)と回答した人の割合が、全年代の中で最も高い結果に・行動制限が解除されるなかでも、シニア世代は人と会う機会が減っており、それがストレスになっている現状が明らかに
・感染への不安から外出忌避の傾向や、コロナ禍で社会とのつながりの希薄化が進んだ可能性も?
■2.“物価高”が健康づくりに与える影響について
●健康づくりに物価高が影響!“お金がかかる”ことが健康への不安要素に
・「健康づくり」に「物価高の影響がある」と回答した人は約6割(56.0%)
・影響を与えていることのトップは「栄養バランスを考慮した食材・食品を買えない」(68.7%)、次いで「サプリメント等の購入にお金をかけられない」(31.7%)
・栄養面に加え、日々の体調管理にも物価高が影響!健康づくりに影響を与えていることとして、2割以上の人(20.7%)が「光熱費削減のためエアコンを利用しなくなった」と回答。記録的猛暑と言われているなか、体調管理より、“お金がかかる”エアコン使用を控えることを優先してしまっている状況に
・なお、「健康に対して不安がある」と回答した人のうち、「健康づくりに物価高の影響がある」人が66.4%を占める結果に!物価高が健康に対する不安の一因にも
■3.「健康投資」(健康増進に向けた自己投資)について
●「健康投資」は“手軽”に“ひとりで”できるものが人気に
・「健康増進」のためにお金をかけているものは「サプリメント」(28.6%)、「ウォーキング・ランニングのためのシューズ・ウェア」(23.9%)と、“手軽”に“ひとり”でできるものが人気!
・健康づくりに向けて、「ヘルスケアアプリ」が浸透しつつある!?約4割(39.6%)が「ヘルスケアアプリを使用している」と回答。人気アプリのトップ3は、1位「ウォーキング管理」(78.3%)、2位「体重管理・ダイエット」(34.7%)、3位「睡眠管理」(17.6%)
・なお、「体重管理・ダイエット」アプリを最も使用している世代は30~40代男性!体重や体型の変化を気にし始めて、まずは手軽なアプリで健康管理をしているのかも?

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